石鹸のすゝめ

肌にも環境にも優しい商品をレビューしています。(石鹸以外も使っています)アトピー・敏感肌の主人や4人の子供達の肌を見守る、ズボラママ湯子のブログです。※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

【石鹸歴7年】粉石鹸の使い方・コツ・メリット・デメリット【解決法や活用法も紹介】

こんにちは、湯子です。 

最近の洗濯洗剤は香りがついて当たり前になっていますよね。また、「除菌」「抗菌」と高機能になってきている洗濯洗剤ですが、強い柔軟剤の香りで具合が悪くなる方や、洗剤の刺激が強くてお肌トラブル等で困っている方はいませんか。

我が家はアトピー肌の主人や敏感肌の子供が4人いるので、なるべく肌に負担をかけない粉石鹸で洗濯しています。


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粉石鹸はあまりスーパーやドラックストアで置いていないので、馴染みが無い方がほとんどかと思います。手間は少しかかりますが、使ってみると、汚れ落ちも良く、お肌にもとても優しいです。

今回は、石鹸を使って7年目になる私が、粉石鹸について詳しくお話ししたいと思います。

 

目次 

  1. 粉石鹸とは
  2. 石鹸と合成洗剤の違い
  3. 粉石鹸の使い方
  4. 粉石鹸を使うコツ
  5. 粉石鹸のメリット・デメリット
  6. デメリット解決法
  7. 粉石鹸活用法
  8. 最後に

 

粉石鹸とは?
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その名の通り、石鹸を粉にしたものです。固形石鹸を粉末状にしたものだと思って下さい。ちなみに、アリ○ールやア○ックなどの粉洗剤とは全くの別物です。

洗剤と石鹸の見分け方としては、パッケージや成分表に「石鹸(せっけん、石ケン、純石けん等)」と明記されているものは石鹸ですが、良く分からないカタカナの成分は合成洗剤の可能性が高いです。

 

石鹸と合成洗剤の違い

 

石鹸

石鹸の原料は主に動植物の油脂で、アルカリ剤(苛性ソーダ)と反応させて作られた界面活性剤です。石鹸は弱アルカリ性で、私たち人間の汚れ(皮脂汚れ)は弱酸性。石鹸を使うことにより中和され、綺麗に汚れを落としてくれます。石鹸の界面活性作用の時間は短く、すすいでしまえばほぼ残っていません。つまり衣類に洗剤残りがないのです。石鹸は合成洗剤のように『24時間抗菌』などは出来ませんが、除菌はできます。しかも、石鹸はウィルスに効果的で、合成洗剤よりも最大1000倍の抗ウィルス作用があると言われています。排水溝に流れた石鹸は、水を綺麗にする微生物のエサとなり、自然に還っていきます。

 

合成洗剤

洗剤の原料は主に石油で、化学合成して作られたのが合成洗剤(合成界面活性剤)です。戦争中に食用油脂が足らず、油脂を使う石鹸の変わりになるものとして作られました。

自然界に存在しない成分は、環境に戻るのにも時間が掛かります。排水溝に流れたとしても洗剤として働き続けるため、微生物を破壊してしまいます。洗剤が残った衣類は常に洗剤が働いているため、抗菌されているのかもしれませんが、肌にとってはダメージが大きいです。最近だと、「植物由来」などの洗剤もありますが、すべて天然成分で出来ているわけではなく、香料のみに使用されていたりする場合があるので、結局は合成洗剤に変わりありません。

柔軟剤も、実は合成洗剤なのはご存知ですか?柔軟剤はその名の通り柔軟効果のある洗剤で、汚れを落とす機能はありません。しかし、その成分は殺菌成分として使われているもので、肌へのダメージは相当あり得ます。

 

ちなみにですが、アトピー合成洗剤が誕生してから増えたとも言われています。この機会に、洗濯洗剤の見直してほしいです。

 

粉石鹸の使い方

粉石鹸を使う前に、まずは洗濯機を掃除するとこから始めて頂きたいです。粉石鹸は洗浄力が強いので、今まで使っていた洗剤の残りカスや洗濯槽のカビや汚れが剥がれ落ちる可能性があります。本来は、洗濯物をキレイにしたいのに、洗濯槽の汚れを落とす方に石鹸が働き、泡立ちが悪くなる可能性があります。

 

では、粉石鹸の使い方にうつります。

 

一般的な使い方は、①粉石鹸を量り、②洗濯槽に入れて低水位で撹拌して溶かし、③ある程度泡立ったら洗濯物を入れて、水量を調整して終了です。

今回は、我が家流の粉石鹸の使い方をご紹介します。

 

【手順】

用意するもの

・バケツ

・計量カップ


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1 粉石鹸を計量する

粉石鹸はきちんと計量してバケツに入れてください。ちなみに私は使わなくなった米の計量カップを使っています。粉石鹸にカップが付属でついている場合は、パッケージに従って計量して下さい。


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2 バケツに少しだけ水を入れて、粉石鹸同士がくっつかないようにしてからお湯を入れる

バケツに水を少量入れ、バケツを回しながら石鹸の塊を溶かし、最後にお湯(40℃~50℃)を入れて溶かします。シャワーで入れると、水流ができてよく溶け泡立ちます。他にも、泡立て器などで溶かして泡立てても良いですね。

  

3 洗濯機に溶かした石鹸を直接入れる

石鹸を溶かしたら、洗濯槽にそのまま入れます。低水位に設定し、洗濯機を回して更に石鹸を泡立てます。


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そうすると、もこもこの泡が出来上がります。

 

4 泡立ったら洗濯物を入れて通常通りお洗濯。

後はお洗濯物を入れ、水位を合わせて終了です。ちなみに、洗い時間は最大にしてします。

粉石鹸で洗った衣類は、泡が衣類の隅々まで入り込み、汚れを落してくれます。洗いモードが終わる頃には泡が少なく、あるいは消えています。界面活性作用が失われた証拠です。


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粉石鹸特有の臭いが気になる方は、柔軟剤代わりの「クエン酸」を柔軟剤の受け口に入れ、洗濯機の「注水モード」を使うと和らぎます。

粉石鹸でお洗濯すると、粉石鹸が「弱アルカリ性」なので衣類が弱アルカリ性に傾きます。それを整えるために、クエン酸を小さじ1程度柔軟剤の受け口に入れます。そうすることにより、お洗濯物が中和され、柔軟剤をいれたかのように、少しふんわりとした仕上がりになります。クエン酸はレモン汁やお酢にも含まれ、食品にも使われている安全な成分です。消臭・除菌の効果もありますので、是非とも粉石鹸と一緒に使って頂きたいです。

 

「注水モード」とは、普段のすすぎは洗濯槽に溜めた水のみを使用して衣類をすすぎますが、「注水」は水を注ぎ足してすすぎます。余分な水は排水され、また新しい水が注がれるので、水道代は掛かりますが、石鹸残りが少ない分、臭いも抑えられます。クエン酸が無い方は、注水機能だけでもOKです。

 

粉石鹸を使うコツ 

・石鹸はよく泡立てる

石鹸は泡が命です。汚れが多ければ多いほど泡の量も多くしなければ、汚れは落ちません。

また、粉石鹸は冷たい水だとあまり溶けずに残ってしまい、衣類に付着すると黄ばみの原因にもなるので注意して下さい。

 

・過炭酸ナトリウムを加えると泡立ちUP!+洗浄力UP! 

過炭酸ナトリウムは、酸素系漂白剤の事です。実は粉石鹸との相性が良く、泡立ちも洗浄力もさらにアップします。酸素系漂白剤は色物にも使えますし、洗濯だけでなく幅広く活躍する消臭・除菌剤なのでご家庭に1つあれば重宝しますよ。

 

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・決められた量を守る

適当に石鹸を入れては石鹸カスが残り、石鹸独特の臭いが衣類に残ってしまいます。水量に対してきちんと石鹸を計り、使用しましょう。

 

 粉石鹸のメリット・デメリット

 

メリット

・汚れが良く落ちる

液体洗剤に比べて、汚れ落ちが良いと思います。主人のシャツの襟汚れ・子供の泥汚れ、食べ汚れ等、幅広く活躍してくれます。

 

・ニオイがしにくくなる

良く汚れが落ちるという事は、ニオイの元となる汚れを落として臭わせないからだと思います。毎日使うバスタオルも、全く臭いません。もちろん衣類もそうです。使っていく内にへたりはしますが、バスタオルが黒ずんだりカビたりした事はありません。

また、粉石鹸で洗濯した衣類は無臭なので、例えば食品を扱う衣類(コックコートやお子様の給食衣など)にも使えます。

 

・おしゃれ着も洗える


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粉石鹸は普段着だけでなく、おしゃれ着も洗えます。

毛(ウール)・絹(シルク)・麻・レーヨン等にも安心して使用できます。無添加の粉石鹸は赤ちゃん(新生児)の衣類も洗えるので、いちいち分けて洗濯する必要もありません。大半のお洗濯は粉石鹸一つで賄えるので、用途別に洗剤を買う必要もありません。

 

デメリット

・手間がかかる

液体合成洗剤は受け口に洗剤を入れたら終わりですが、粉石鹸は一度お湯で溶かし、さらに泡立てないといけません。これが結構大変なんです…。

 

・衣類がゴワゴワする

粉石鹸は柔軟剤無しでもふんわりとした仕上がりになりますが、柔軟剤を使用した衣類よりも柔らかくはありません。慣れるまで抵抗があると思います。

 

デメリットを2点あげさせていただきましたが、どちらも慣れればなんてことありません。私も最初、粉石鹸を楽に溶かせないかと試行錯誤しましたが、上記でも書いたように、バケツで溶かすのが一番でした。粉石鹸はちゃんと溶かさないと溶け残りの石鹸が衣類に付着して黄ばみの原因にもなってしまいますので、ちゃんと溶かして泡立てる必要があります。

柔軟剤の方は、タオル類を洗うと分かりますが、「ふんわり」というよりも「生地本来の肌触り」という感じです。少しごわつく程度で、粉石鹸でお洗濯してから1週間程度で慣れました。 

 

デメリットの解決法

手間がかかる→粉石鹸用ネットを使用するor液体石鹸を使う

小さい洗濯ネットの中に粉石鹸を入れてお洗濯します。このネットを使用することにより、溶け残った石鹸カスが衣類に付着するのを防ぎます。

 

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これも手間だと感じる方は、液体石鹸をおすすめします。液体石鹸は石鹸を液体化したもので、使い方は普段使っている液体洗剤と同じです。ただ、粉石鹸の方が洗浄力が高いです。

 

粉石鹸活用法 

いざ粉石鹸を購入したけど、自分には合っていなかったなどで余ってしまう事もあるでしょう。そんな時に試していただきたい粉石鹸の活用法があります。

 

靴洗いに

粉石鹸を少量使って靴を洗うととても綺麗になります。また、石鹸を使用すると泡がモコモコと泡立って「しっかり洗っている」感が半端ないです。(笑)

お子様の汚れた靴や、スニーカーなど。おしゃれは足物からと言いますし、粉石鹸で綺麗にしてみてはいかがでしょうか。

 

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食器洗いに

台所用の石鹸も売られていますが、粉石鹸ですとすぐに溶けるしすぐ泡立ちます。直接粉をスポンジに付けて泡立ててもよし、粉とお湯を混ぜて液体にしてからスポンジに付けてもよし。石鹸を付けた後はしっかりとすすぎましょう。

 

プリン石鹸(ゼリー石鹸)に

 

石鹸とお湯を混ぜて置くことにより、ゲル状の石鹸が作れます。洗浄力が強いので、頑固な油汚れにぴったりです。作り方は、ぬるま湯(500㎖)と粉石鹸(50g)を混ぜ合わせ、3時間ほど置いたら出来上がりです。乾くと固くなるので密閉容器やタッパーなどに保管してください。それにガスコンロ付近の飛び散った油汚れもこれを使えば綺麗になります。個人的な感想ですが、合成洗剤を使用してガスコンロを綺麗にするよりも、プリン石鹸の方は拭き後が残らず、見た目も綺麗です。ご家庭にある使わない石鹸を削ってプリン石鹸を作るのも良いかもしれませんね。

 

最後に

粉石鹸はお肌にも環境にも優しい天然の洗浄剤です。ウィルスを除去し、汚れも良く落ち、ニオイも気にならなくなります。また、粉石鹸だけでお洗濯全般使えるのでお財布にも優しいです。自分や家族の肌を守れるのは自分自身です。粉石鹸で健康な肌と清潔な衣類を手に入れましょう!

 

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