石鹸のすゝめ

主人と4人の我が子の敏感肌・アトピーを治す!と奮闘している石鹸が好きな湯子のブログです。

【石鹸の製造・成型方法】製法によって石鹸の洗浄力が異なります

こんにちは、湯子です。


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みなさんは同じ石鹸でも、どうしてこんなに値段が違うのか、と疑問に思ったことはありませんか?3個入って100円~200円するものもあれば、1個1000円以上するものもあります。そして、石鹸は洗浄力が強すぎて逆に肌に悪いという考えの方もいると思いますが、実はそれには理由があります。今回はその謎を分かりやすく説明したいと思います。

 

まず、石鹸とは?


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石鹸とは、天然油脂を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で反応させて作られたものです。天然油脂というのは、植物や動物から得られる油のこと。主にパーム油、ヤシ油、牛脂など。天然油脂で作られているのでお肌にも優しく、お肌の表面の皮脂汚れのみを綺麗さっぱりと洗い流してくれます。

 

ボディーソープは石鹸と同じ?


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ボディソープは石鹸を液体化したもの…ではありません。確かに液体の石鹸もありますが、ボディーソープと呼ばれているものは石鹸ではなく「洗剤」なのです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

yukoss.hatenablog.com

 

【固形石鹸の製法・成型方法】

石鹸は様々な製法があります。中和法、鹸化法、ホットプロセス製法、コールドプロセス製法。また、石鹸を固める方法では機械練り法、枠練り法があります。一つずつ説明していきます。

 

中和法(ちゅうわほう)

油脂に含まれる脂肪酸と苛性ソーダを反応させ、加熱して作られた石鹸で、石鹸の純度が高く、洗浄力も高い石鹸です。f:id:yukoss:20200510104857j:image

 

鹸化塩析法(けんかえんせきほう)

油脂と反応させて作られた石鹸で、油脂を加熱・攪拌させながら作る昔ながらの作り方です。完成するのに1週間から10日ほどかかります。油脂と反応させているので、油脂に含まれるグリセリン(保湿成分)がほどよく溶け込んだ石鹸になります。中和法の次に純度の高い石鹸となります。(塩を使って不純物を取り除いている)

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ホットプロセス製法

油脂を加熱し、不純物を取り除かずに作られた石鹸。不純物と言っても、油脂に含まれる保湿成分や美容成分がそのまま含まれている石鹸になります。(塩析を用いる事もある)f:id:yukoss:20200510105012j:image

 

コールドプロセス製法

油脂を加熱せず、不純物も取り除かずに作られた石鹸。加熱されずに作られているため、熱に弱い成分もそのまま含まれている石鹸になります。

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ホットプロセス製法とコールドプロセス製法の石鹸は、市販ではあまり売られていませんが、ご家庭で石鹸を作られている方の石鹸は、主にこの2種類の製法だと思います。

 

次に、成型方法です。


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機械練り製法

油脂を反応させてできた石鹸のもと(ニートソープ)を急速冷却・乾燥させ、機械によって練り固められ、型にプレスさせて作られた石鹸です。こちらの製法は、石鹸素地(石鹸の原料)が98%以上ないと石鹸自体固まりません。残りの約2%にしか添加物(美容成分や有効成分)を含めないのです。機械で作られている石鹸は、その石鹸の特徴を掴みづらく、個性がない、というか区別があまりつかないのです。

  

特徴

・短期間で大量生産できる

・コストパフォーマンスが良い

・溶けやすい

・石鹸の純度が高いので洗浄力も高い

 


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枠練り製法

油脂を反応させてできた石鹸を枠に流し込み、そのままゆっくり自然乾燥させて作られる石鹸です。こちらの製法は石鹸素地が60~70%以上で固まるので残りの約30~40%には石鹸の原料に含まれる保湿成分や美容成分がたっぷりと含まれています。ちなみに、透明な石鹸は枠練り製法の石鹸で、洗顔石鹸として使われています。

 

特徴

・大量生産できない

・コストパフォーマンスが悪い

・溶けにくい

・石鹸の純度が低いため洗浄力はマイルド

 

【石鹸は製法+成型方法の組み合わせで出来ている】

石鹸を作る製法と、石鹸を成型する方法を組み合わせて石鹸はできています。では、どのような石鹸がどのようにして作られているのか、代表的な石鹸を調べてみました。お値段はあくまで目安です。また、石鹸の原材料が違えばお値段も違ってきます。

 

1 中和法+機械練り(比較的リーズナブルな石鹸)

中和法で作られた石鹸は洗浄成分が高い石鹸となり、他の製法に比べると石鹸のさっぱり感が強い石鹸になります。代表的な石鹸は「ねば塾 白雪の詩」など

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白雪の詩は、浴用ではなく台所用石鹸ですが、さっぱりとした使い心地で浴用として使用する方もいる石鹸です。石鹸の純度が高く、洗浄力も高いため、食器洗いに適しています。私も愛用しています。

 

2 鹸化法+機械練り石鹸(1つ100円~200円程)

油脂に含まれる保湿成分(グリセリン)が程よく溶け込んだ石鹸になります。中和法の次にさっぱりとした使い心地の石鹸です。代表的な石鹸は「シャボン玉石けん 浴用」「カウブランド 無添加せっけん 赤箱 青箱」など

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3 鹸化塩析法+枠練り石鹸(1つ500円以上)

鹸化法で作られており、枠練り石鹸にすることにより、石鹸の純度が高く溶けにくい石鹸となります。代表的な石鹸は「畑惣商店 坊っちゃん石鹸」「アレッポ石鹸」「マルセイユ石鹸

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マルセイユ石鹸アレッポ石鹸もホットプロセス製法だと思っていたのですが。サイトを見ると塩析しているため、鹸化塩析法であり、ホットプロセス製法ではないと判断しました。

 

4 ホットプロセス製法+枠練り石鹸(500円~1000円程)

油脂に含まれる保湿成分がたっぷりと含まれている製法なので、石鹸のつっぱり感が苦手な方におすすめです。代表的な石鹸は、バス用品を取り扱っているLUSH(ラッシュ)の石鹸がこの製法で作られていると思います。(LUSHはホットプロセス製法とコールドプロセス製法、両方の取り扱いがあると思います。)

 

5コールドプロセス製法+枠練り石鹸(1000円以上)

油脂の成分がそのまま石鹸になっているため、石鹸の最高峰といえる石鹸だと思います。それなりにお値段はしますが、それ以上の価値はある石鹸です。市販ではほとんど見る事はありません。


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4と5は、実はご家庭でも作れる石鹸です。フリマサイトなどで自分が作った石鹸を売っている方もいらっしゃいます。しかし、フリマサイトで売られている石鹸のほとんどは観賞用(雑貨扱い)として出品している方が多く、肌を洗浄する石鹸(化粧石鹸)ではありません。中にはお肌に使えるほどの石鹸を作っている方もいると思いますが、個人で作った石鹸はあくまでも観賞用として使い、お肌に使う場合は自己責任となります。

 


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石鹸は安全面は良いけど洗浄力が強すぎて逆にお肌に悪い、むしろ乾燥する?

 

石鹸が合成洗剤よりもお肌に良いのは分かっているが、石鹸を使うと肌が乾燥するから使わない、という方は今まで自分に合う石鹸を使っていないからかもしれません。または、お肌が合成洗剤に慣れてしまっている可能性もあります。

 

今まで説明してきた製法ですと…

 

中和法や鹸化法で作られている石鹸はオイリー肌や普通肌の方

ホットプロセスやコールドプロセスで作られている石鹸は乾燥肌や敏感肌

 

と、言いたいところではありますが、こればかりは使ってみないと分かりません。自分の肌が普通なのか敏感なのか。またはオイリーなのか混合なのか…。自分ではそう思っていても実際違っていたりするので、あくまでも参考程度にしていただければと思います。ちなみにオイリー肌はお肌の水分が不足して皮脂が過剰分泌しているからオイリーであって、元々は乾燥肌だという考えもあります。お肌って複雑ですよね。

ちなみに、アトピーであり超敏感肌の主人は、コールドプロセス製法の石鹸が一番合いました。

また、添加物も肌トラブルの原因になりますので、石鹸の成分をよく見てご購入することをオススメします。

 

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最後に

石鹸でも合成洗剤でも、洗った後はしっかりと保湿して下さい。健康的なお肌を維持するためには、保湿が大切です。また、石鹸はあくまでも洗浄成分であり、医薬品ではないので、肌に関する悩みはすぐに皮膚科に行く事をオススメします。

 

 

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