こんにちは、石鹸大好き湯子です。
皆様、日々の食器洗いお疲れ様です。寒い冬の食器洗いは、手が乾燥したり荒れたりして困りますよね。冬でなくても、毎日の食器洗いで手が荒れる方もいるかと思います。
手荒れ防止として、手袋を使用する方法もありますが、抵抗を感じる方がいるのではないでしょうか。
実際、超敏感肌の主人がそうでした。当時一人暮らしだった主人は、手荒れ防止のため手袋を購入して使ってみたのですが、『食器を掴んでる感覚が気持ち悪い』『いつか食器を割ってしまいそう』等という理由で手袋は使わず、手が荒れると分かっていながらもずっと素手で食器を洗っていたそうです。
夫よりも肌が丈夫な私でも、冬は手が荒れていましたが、手袋を付けずに台所用洗剤をあるものに変えただけで手荒れがグンと下がりました。
もう分かりますね、石鹸です。
石鹸は浴用だけではありません。台所にも使えるのです。今回は、なぜ手荒れ防止に石鹸を使うべきなのか、なぜ石鹸が良いのか、台所用石鹸についてお話していきたいと思います。
台所用石鹸とは?
台所用石鹸とは、その名前の通り台所に使う石鹸です。食器洗いや布巾洗いなど、台所用洗剤と同じように泡立ててから使います。
ちなみに、普通のボディ用石鹸は、無添加なら使えますが、香料などが含まれている石鹸は食器洗いには使えません。(使えなくはないですが、止めた方が良いです)
私たちが浴室で使っているのは『化粧石鹸』といい、皮膚の洗浄を目的として作られていて、厳しい審査を通ったものだけが『化粧石鹸』になるのです。台所用石鹸は、あくまでも食器や布巾の洗浄を目的として作られているため、逆に台所用石鹸で身体を洗えなくはないですが、こちらも止めた方が良いです。
こちらは我が家でもかなり愛用している台所用石鹸ですが、世の中には身体用として使っている方がいます。
台所用石鹸の中には『化粧石鹸』と同じ品質の石鹸もあります。無添加ですし、化粧石鹸よりも値段も安いのでつい身体に使いたくなるのは分かりますが、上記にも書きましたが使わない方が良いです。使う場合はあくまでも自己負担です。
(無添加なのに石鹸成分100%と書かないのは防腐剤などが含まれているからではなく、石鹸になれなかった油脂や不純物が0.0001%でも入っていたらそれは100%とは言えないため、99%や98%と表記しています。)
台所用石鹸は、台所用洗剤と同じ場所に置かれていて、ダイソーなどの100均にも置いてあります。『ふきん洗い石鹸』と書かれていますが、もちろん食器にも使えます。
なぜ、台所用石鹸が良いのか?
普段使っている液体の洗剤は、『合成洗剤』と言われるもので、石鹸とは作り方も成分も違います。
主に石油から作られており、化学合成して作られています。最近では植物由来の洗剤もありますが、自然界に存在しない物質に変えられているのは変わりありません。環境に還るにも時間がかかり、さらに界面活性作用の持続も長いです。
テレビで『こすらずまな板を除菌できる』などとありますが、それは合成洗剤がずっと働いているからです。それは、排水溝に流れた後も続いています。力を失わない合成洗剤は、微生物を破壊してしまい環境にも悪いのです。
それを素手で使っている私たちの手も影響を受けています。合成洗剤は皮膚のバリア機能を破壊し、手荒れの原因である乾燥や湿疹などを招きます。
石鹸
石鹸は動植物の油脂と苛性ソーダを反応させて作られています。苛性ソーダは劇物ですが、キチンと油脂と反応させる事により劇物ではなくなります。(大昔、焼いたお肉の油と灰を混ぜて石鹸が誕生したとも言われています)
合成洗剤ほどの持続力は無く、排水溝に流れた石鹸は微生物のエサとなり、自然に還っていきます。
洗浄力は合成洗剤と同じくらい、あるいはそれ以上だと私は思っています。それなのに肌は全くと言って良いほど荒れません。汚れだけを取り、手肌の油分はキープされています。
これは、敏感肌の主人も同じ事を言っていました。今まで合成洗剤を使って手が荒れ放題だった主人が、結婚して子供ができ、私が産後間もない時、石鹸で食器を洗ってくれたのですが…
『合成洗剤と石鹸、どちらを使っても手は乾燥してしまうが、手肌に残る油分が全く違う!合成洗剤は全部もってかれるのに、石鹸は残ってる!』
と驚いていました。
肌に優しいだけではなく、洗浄力も抜群な固形石鹸。
例えば、カレーを作った鍋を洗うとスポンジもカレー色になった経験はありませんか?合成洗剤だとスポンジの汚れが落ちず、黄ばんだままスポンジを使い続ける、あるいはスポンジを捨ててしまうことがあるかと思います。でも、石鹸で洗うとそれが無いのです。しっかりと泡立てた石鹸で洗うと、黄ばみもせず何事もなかったかのように本来のスポンジの色になります。汚れが落ちるという事は、嫌なニオイの元となる菌も一緒に洗い流してくれるので、いつでもスポンジは清潔です。
最近になって、合成洗剤は『7割が水分』というCMをしていますよね?それは台所用洗剤でも同じです。今使っている台所用洗剤を見て下さい。界面活性剤は30%ほどしか含まれていませんよね。肌荒れの原因にもなり、詰め替えも重くかさばってしまう合成洗剤を、これからも使い続けたいと思いますか?
石鹸はほぼ洗浄成分の塊で、汚れ落ちも抜群なのに肌にも環境にも優しい。しかも場所も取らないし経済的です。プラゴミもだいぶ減ります。
石鹸のデメリットをあげるとしたら、良く泡立たせないと汚れ落ちが悪くなります。それから、小さくなった石鹸は洗浄力が弱くなります。
逆に考えると、石鹸を良く泡立たせてから使い、小さくなった石鹸はすぐ新しい石鹸とくっつければデメリットは解決します(笑)
固形石鹸に抵抗のある方は、液体の石鹸もありますので参考になさって下さい。固形石鹸や合成洗剤よりはお値段は高いですが、合成洗剤と使い方は全く一緒なので、今まで通り抵抗なく使えると思います。
ちなみに、合成洗剤と石鹸の見分け方は、成分表示に『石鹸』と書かれているかどうかです。合成洗剤の成分表示は良く分からないカタカナばかりですが、石鹸は品名に『台所用石鹸』成分表示は『純石鹸○○%』と書かれています。
まとめ
冬の食器洗いは手が荒れて大変です。それは使っている台所用洗剤に問題があるのかもしれません。環境にも手肌にも優しい固形石鹸を使う事により、手荒れを防ぐ事ができます。また、石鹸はとても経済的でゴミも少なく、お財布にとても優しいです。石鹸を使って手の潤いだけでなく、お財布も一緒に潤わせましょう!(笑)
オススメ台所用石鹸3選
こちらの石鹸は保湿成分としてアロエ、ニオイを消臭するミントが配合されています。食器洗いしている最中はミントの爽やかな香りがするのですが、洗い終えた食器には臭いが残りません。
完全無添加の台所用石鹸。植物性の油脂を使用し、お肌に優しく大容量で、コスパも良く我が家でずっと活躍中の石鹸です。
あれ?これは身体用じゃないの?と思った方、実は坊っちゃん石鹸は体にも使えて台所用石鹸にも使えるのです。
洗浄力が高く、肌には低刺激の牛脂を使うことにより、油汚れをしっかり落としてくれます。枠練り石鹸で固められた石鹸は溶け崩れしにくい石鹸です。身体にも食器洗いにも洗濯にも使える万能石鹸です。
ぜひ、参考にして下さい。