石鹸のすゝめ

肌にも環境にも優しい商品をレビューしています。(石鹸以外も使っています)アトピー・敏感肌の主人や4人の子供達の肌を見守る、ズボラママ湯子のブログです。※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

【椿油を比較】大島椿・黒ばら・本島椿に違いはあるのか?

こんにちは、湯子です。


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今回は、市販で売っていた3社のツバキ油の使い心地を比較してみたいと思います。


f:id:yukoss:20201204165916j:image以前、大島椿さんから販売されているアトピコの石鹸に椿油が保湿成分として含まれているのを見て、椿油についてもっと知りたくなり、ついに椿油を購入しました。

 

それぞれの椿油の特徴や使い心地などを、詳しく書いていこうと思います!

 

 

椿油とは?

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椿油は世界3大オイルの一つでもあり、日本では平安時代から親しまれている油です。

ツバキ油には皮脂に含まれるオレイン酸を多く含んでおり、肌の馴染みも良く、お肌だけでなく髪や顔にも使えるまさに万能オイルです。

(世界三大オイル=オリーブオイル、ホホバオイル、ツバキ(カメリア)オイル)

 

椿油の効果

・保湿(髪、頭皮、肌)

・皮膚軟化作用

・日焼け止め

・ニキビを予防 などなど…。

 

油なのに日焼け止めの理由は、B波紫外線(皮膚を赤くする・しみの原因)を通さない効果があるからです。とはいえ、市販の日焼け止め程の効果はないので、市販の日焼け止めと併用して使うとより効果的だそうです。 

また、椿油は酸化しにくく、保管状況にもよりますが封を開けてから6ヶ月くらいで使い切る事をオススメしていす。添加物が全く含まれていないのに6ヶ月って結構長く感じますね。

 

椿油を比較(本島椿・黒ばら本舗・大島椿)

それでは、スーパーやドラッグストアで良く見かける大島椿黒ばら本舗、今回初めて目にする本島椿のツバキ油を、早速比較してみたいと思います!

 

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創業

左) 本島椿 1910年

中央)黒ばら 1923年

右) 大島椿 1927年

 

値段

本島椿(70ml) 799円

黒ばら(72ml) 998円

大島椿(40ml) 899円

 

私が購入した大型スーパーでは、税込みでこのお値段でした。※取り扱っているスーパーやお店で価格は違います。

 

成分

本島椿…カメリア種子油(海外産)、ツバキ種子油(国産)

黒ばら…カメリア種子油(海外産)

大島椿…カメリア種子油(国内または海外産)

 

基本的に、カメリア種子油椿油ではありますが、その中でもヤブツバキから取れた油はツバキ種子油と区別されているそうです。

(日本で取れた椿油でも、ヤブツバキではない場合はカメリア種子油と表記されるのでしょうか?ちょっと素人には難しいです←)

 

違いは何かというと、オレイン酸を含む量がツバキ種子油の方が多いと言われています。

カメリア種子油 約60%

ツバキ種子油  約80%

 

本島椿さんの椿油は、カメリア種子油は主に中国産、ツバキ種子油は伊豆利島産の椿油を使用しているとの事でした。(外国産の椿油は海外から直接買い付けはせず、国内の油脂会社が買い付けた原料を精査精製し、さらに本島椿さんで簡易精製して作られています)

黒ばら本舗さんの椿油は中国産で、種子の採取・搾油までは中国で、精製過程は日本。

大島椿さんの椿油は、製品によって国内産や中国産の椿油を使用していますが、詳しい事はお話出来ない(窓口の方でも分からない)との事でした。いずれもヤブツバキヤブツバキ近縁種の種子から採った椿油で、日本の工場で種から搾り、精製されて作られています。

 

色の濃さ


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本島椿 薄い

黒ばら 濃い

大島椿 中間(濃い寄り?)

 

使い心地を検証してみました(髪・顔・体)

本島椿


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保湿力  ★★★☆☆

浸透力  ★★★★☆

伸び   ★★★☆☆

たつき ★★☆☆☆

 

一番最初に使ったのは本島椿(ホントウツバキ)

ツバキ固有のニオイがあると説明書に書かれていますが、私は全くニオイを感じる事はありませんでした。(主人は、少し油っぽいニオイはすると言っていました)

1滴で両手のひら、甲、手首まで塗れます。

1滴で丁度良いサラサラ感、5~6滴でしっとりヌルヌル感があります。

乾いた肌に使うと伸びは微妙ですが、化粧水を使った後すぐに使用すると、伸びが良くなる気がします。


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今までワセリンやヒルマイルドを惜しまなく使って保湿してきたので、それと同じくらい使わないとと思い、私以外の家族みんな(夫、5歳、3歳、0歳)の体に塗ったら、初日で半分くらい無くなってしまいました。(特に主人は乾燥がひどかったため、全身テカテカになるくらい塗ってしまいました。すみませんw)

明らかに使いすぎたので、次の日は塗りすぎないように、化粧水の後に少量塗りましたが、保湿効果は十分に感じられました。

椿油を塗った翌日の我が子を見ると、しっとり感もそうですが、それよりもふっくらみずみずしい肌のように変わりました。

 

ヘアオイルとして使いましたが、ツバキ油の量によってはサラサラだったり、まとまりのある髪になったりします。個人的には、全部塗り終わって手に残ったオイルを、髪に馴染ませるくらいが自然な仕上がりになって丁度良いと思います。

 

次に、大島椿を使ってみました。

 

大島椿


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保湿力  ★★★★☆

浸透力  ★★★★☆

伸び   ★★★★☆

たつき ★★☆☆☆

 

この中でも少しお値段高めのツバキ油です。

説明書を見ると、『一滴で十分』と書いてあります。まさにその通り!←

ニオイはこちらも全くと言って良いほどありません。1滴で両手のひら、甲、手首から腕の中間まで塗れました。

大体ですが、体に塗る場合1つの部位に3~4滴くらいが丁度良さそうです。(お子さんの場合は2~3滴)

顔には1滴で十分です。塗りたては少しべたつきますが、時間が経つにつれてそこまで気にならなくなります。とはいうものの、しっかりとお肌は保湿されています。

主人に使いましたが、Yシャツを羽織っているかのような感覚(薄い油の膜で保護されているような感じ)で、本島椿はニオイがすると言っていましたが、大島椿はニオイゼロ、との事でした。


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最初の失敗を生かし、1回の量をだいぶセーブして使う事が出来ました。そもそも大島椿自体、とても伸びが良かったです。夫と子供3人でこの量で済みました。翌朝もふっくらしっとりです。

 

最後に、一番色の濃い黒ばらです。

 

黒ばら本舗
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保湿力  ★★★★☆

浸透力  ★★★☆☆

伸び   ★★★☆☆

たつき ★★★☆☆

 

一般的に高温加熱処理されているツバキ油は、一部がトランス脂肪酸に変性したり、ベタつきのある油になってしまいます。しかし、黒ばら本舗のツバキ油は、高温加熱処理せず、ツバキ油本来の成分をそのままにした『生搾り製法』で作られています。(だから色が一番濃いのかもしれません)

 

ちなみに、他社の大島椿さんに問い合わせて、大島椿さんの椿油にはトランス脂肪酸が含まれているか聞いてみたところ、「加熱して作られているため、ほんの一部の椿油には含まれている可能性はありますが、トランス脂肪酸は食用として害があるものなので、肌や髪に使う分にはそこまで気にする事はない」そうです。会社によって考えは違うようですね。

 

黒ばら本舗の椿油は、1滴で手のひら、甲、手首まで塗れました。

若干ニオイがしますが、気にならないです。(主人は今までの椿油で一番ニオイがすると言っていました)

ただ、大島椿に比べるとちょっと伸びが悪いので、少し多めに使いたくなってしまいます。髪に使いましたが、さらさらしっとりというよりも、さらさらちょいベトと言う感じです。


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大人1人と子供3人でこれくらいの量を使いました。(1回分)

主人は、黒ばらの椿油が一番保湿され、肌への効果があるかもと言っていました。確かに色が濃い分、椿油の保湿成分や美容成分が他社よりも多く残っているかもしれませんね。


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3社の注ぎ口を見てみると、黒ばら本舗だけ全てガラスで出来ています。本島椿と大島椿は1滴の量が少なく出てきますが、黒ばら本舗は1滴が多く、結構ドボッと出てくるので、注意した方が良いです。

 

 

オススメのツバキ油は?

どの椿油もあまり大差はありませんが、わたしは大島椿です。一番サラッとしていて保湿力があり、伸びが良く、癖のないオイルです。少し付けすぎたとしても全然べたつかず、サラッとしてるのに、潤っているという感じで、他の椿油より扱いやすいので、最初に購入するのであれば、大島椿をおすすめします。お値段は高いですが、1滴の伸びが2社と比べて良いので、一番長持ちすると思います。

 

ワセリンやヒルドイド系と比べると?

敏感肌が多い我が家では、今までワセリン(プロペト)やヒルドイド系クリームで保湿していました。どちらも医薬品なので、医薬品が医薬品ではないツバキ油を上回る事はないと思っていましたが、今回初めてツバキ油をじっくり使ってみると、ワセリンやヒルドイドにはない保湿性と浸透性がありました。化粧水を塗った後に、ツバキ油で油の膜をしてあげる事でより、翌朝までしっとりふっくらとしたお肌になります。ただ、ワセリンのベトベトしっとり感が好きな方には、物足りなさを感じると思います。

 

まとめ

平安時代から親しまれている椿油は、肌と同じ成分を含んでいる事により、肌なじみも良く、体だけでなく、顔や髪にも使えるマルチオイルです。浸透力、保湿力もあり、ふっくらとしたお肌に導いてくれます。私のオススメは大島椿で、癖がなく浸透性も保湿性も高い椿油です。普段のスキンケアの量のイメージで使ってしまうと、ギトギトとした仕上がりになるので、塗る量を守れば不快なく、むしろ今以上の肌や髪になると思います。まずは1滴から使って、足りなかったらもう1滴と、徐々に足していく事をオススメします。

 

乾燥肌には医薬品を使えば問題ないと思っていましたが、椿油に出会って少しづつ考えが変わっています。実際、我が子の肌を見てこれまでの肌と違うと感じました。これからも使い続けてみたいと思います。

(ツバキ油は、あくまでスキンケア商品なので、酷い乾燥や湿疹がある場合は一度病院で見てもらった方が良いです)

 

今回、各会社に色々と問い合わせて詳しく聞いてみましたが、皆さんはどの椿油を使ってみたいと思いましたか。自分好みの椿油で全身ケアして、小野小町のような美しい髪や肌を手に入れましょう!(笑)

 

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