こんにちは、石鹸大好き湯子です。
さて、皆さんは粉石鹸をご存知でしょうか。粉石鹸とは、その名の通り石鹸を粉状にしたものです。現在は石鹸より合成洗剤や粉洗剤が主流となっているので、粉石鹸を置いているドラッグストアやディスカウントストアは少ないと思います。確かに、粉石鹸は溶かす作業があり、溶け残ると白いカスが洗濯物に付着して厄介です。しかし、上手に使えば洗濯物の臭い戻りもなく、汚れ落ちもかなり良いので、個人的には合成洗剤よりも優秀な洗濯洗剤だと思っています。
これまで私が良くドラッグストアやディスカウントストアで見かける粉石鹸は、「シャボン玉スノール」と「そよ風」です。
今回は、粉石鹸のシャボン玉スノールとそよ風を、比較してみたいと思います。
目次
- 粉石鹸の基本的な使い方
- 粉石鹸とセットで使ってほしいもの
- シャボン玉スノールとそよ風を比較
- まとめ
粉石鹸の基本的な使い方
先程もチラッとお話しましたが、粉石鹸は溶かす作業があります。
洗面器やバケツを使い、粉石鹸を水あるいはお湯で溶かし泡立てます。それを洗濯機に直接入れてお洗濯開始です。また、洗面器やバケツが無くても、粉石鹸を直接洗濯機に入れ、低水位で撹拌して泡立てる事も可能です。粉石鹸用のネットを使って泡立ててもOK。
粉石鹸は水でも溶けるのですが、確実に溶かすのであれば、お湯です。ただ、粉石鹸に直接お湯を入れるとダマになって面倒な事になるので、少し水で溶かしてからお湯を使うとダマになりにくく、よく溶けます。
我が家での溶かし方は2パターンあり、1つ目はバケツに粉石鹸を入れ、水を少し入れて粉石鹸同士を離れさせてから、40度くらいのお湯を入れて溶かします。
2つ目は粉石鹸を洗濯機に投入し、低水位で少し撹拌してから、お風呂場の蛇口をホースで繋いで洗濯機にお湯を入れて溶かします。そのまま高水位までお湯を入れて、お洗濯しています。お湯でお洗濯すると石鹸も良く溶けますし、衣服についた汚れもよく落ちます。
また、石鹸の溶け残りをなるべく減らすために、すすぎ回数を増やしたり、水を注ぎ足して洗う「注水」で濯ぐと、粉石鹸で洗った臭いや石鹸カスを抑える事が出来ます。我が家は注水モードで濯いでいます。
粉石鹸とセットで使ってほしいもの
1、酸素系漂白剤
大さじ1〜2程度の酸素系漂白剤を使うと、粉石鹸の泡立ちも良くなり、洗浄力がアップします。我が家では合成洗剤が含まれていないオキシクリーンを使っています。粉石鹸と一緒に溶かして下さい。合成洗剤が含まれていない酸素系漂白剤は、赤ちゃんのお洋服に使っても大丈夫です。ゆるうんちが漏れて大変な事になっても、大体粉石鹸と酸素系漂白剤で汚れはほぼ落ちるので、子育て中の方にもおすすめです。
2、クエン酸
クエン酸は溶け残った粉石鹸(弱アルカリ性)を中和してくれるので、石鹸カス予防にもなり、消臭・除菌効果もあります。こちらも大さじ1〜2程度、柔軟剤を入れる投与口に入れて下さい。
以上が基本的な粉石鹸の使い方になります。
「ちょっと使うのが面倒だな…」「溶け残りが心配…」と思った方は、粉石鹸ではなくて液体石鹸をおすすめします。洗浄力は粉石鹸よりも劣りますが、溶け残りの心配はありません。
合成洗剤と柔軟剤を使っていた時と仕上がりはだいぶ違います。生地本来の肌触りとなり、人によってはゴワゴワすると感じる方もいると思います。最初のうちは違和感があると思いますが、使っていくうちに慣れて気にならなくなります。
合成洗剤や柔軟剤は、衣服に残留する事で、長時間抗菌や香りが続きますが、それが肌や環境(水を綺麗にする微生物の破壊)への負担に繋がってしまいます。
石鹸には除菌作用があり、衣類についた汚れやニオイをしっかり落とし、排水溝に流れた石鹸は、その後微生物の餌となり自然に還ります。すなわち、石鹸は環境にも肌にも優しい洗浄剤なのです!
この機会に是非石鹸でお洗濯していただきたいです。
シャボン玉スノールとそよ風を比較
それでは、シャボン玉スノールとそよ風を比較してみたいと思います。
シャボン玉スノール
こちらはシャボン玉石ケンから出ている粉石鹸です。いつもお世話になっております!
シャボン玉スノールの粉石鹸は、粉の中に空気を含む中空粒子になっています。さらさらとしたパウダー状になり、溶け残りの少ない粉石鹸、という事になりますね。
成分は純石鹸分99%、では残りの1%は何?と思う方もいらっしゃると思います。
石鹸は動植物の油脂とアルカリ剤を反応して石鹸が作られています。その際、油脂に含まれている保湿成分や不純物は取り除かれるのですが、完全完璧に取り除く事は難しく、石鹸に混ざる事があります。なので、このような表記になります。純金が99.9%というのと同じ理由ですね。
何か添加物を入れているわけではなく、石鹸の原料100%でできた粉石鹸という事になります。
計量カップはついていないので、用意しなければなりません。
使える用途は【綿・麻・レーヨン・合成繊維・毛・絹(シルク)・アセテート】
綿や合成繊維はもちろん、麻や毛、シルクも洗えるため、オシャレ着用の洗剤を買わなくても済みそうですね。(※粉石鹸のみの使用で、水洗い☓のお洋服には使えません。)
添加物が一切含まれていないため、赤ちゃんのお洋服も使えます。
かれこれ使い始めて3年?4年?くらいになりますが、汚れ落ちも良く、部屋干し臭や戻り臭と言った臭いトラブルもありません。夏は直接洗濯機に入れて混ぜると良く溶けるので手間がかかりませんが、冬場になると水温が低くなり、溶け残りがすごく出るので、やはりお湯で溶かすのが一番です。
ちなみに、パッケージに付いているサービス券を10枚集めると粗品がもらえます。
そよ風
こちらは、ミヨシ石鹸から発売されています。ミヨシ石鹸といえば、「白い無添加せっけん」や、無印良品のバスソープもミヨシ石鹸で製造されています。
こちらの成分は純石鹸60%、アルカリ剤(炭酸塩)、金属イオン封鎖剤です。
最近のは、これに香料(フローラルな香り)も含まれているそうです。という事は今回購入したそよ風は、結構古いかもしれませんね。
アルカリ剤は、石鹸の泡立ちや洗浄力を良くするために含まれていると思います。金属イオン封鎖剤は、石鹸カスを抑える役割があります。
用途は【綿・麻・合成繊維】と、シャボン玉スノールよりは少ない表記ですね。アルカリ剤が含まれているからでしょうか。
こちらには計量カップがついています。開けた瞬間、石鹸独特の香りが強いです。
アルカリ剤が既に入っているので、このまま泡立てて、すすぎ2回、クエン酸を使用して洗ってみました。結構ニオイがキツイです。シャボン玉スノールはそこまで感じませんが、そよ風は洗い上がりのニオイが強いです。すすぎ2回注水モードでクエン酸を使用して洗ってみましたが、あまりニオイは変わらない気がします。
ただ、今回製造してから時間が経ったそよ風を購入した可能性があるので、ニオイが強いのかもしれません。石鹸に使用期限はありませんが、古い石鹸は原料臭がキツくなる事があります。今度最新のそよ風を見つけたら購入してみたいと思います!
泡立ちはシャボン玉スノールよりも良いと思います。泡立ちは石鹸の命ですから、泡立てば泡立つほど洗浄力もアップします。スノールよりお値段もお手頃なので、粉石鹸を始めてみたい方には良いかもしれませんね。
ざっくりとまとめてみると…(※湯子調べ)
価格
スノール(2.1kg)約1200円
そよ風(2.16kg) 約700円
成分
スノール(純石鹸99%)
そよ風(純石鹸60%、アルカリ剤、金属イオン封鎖剤)
用途
スノール(綿・麻・レーヨン・合成繊維・毛・絹・アセテート)
そよ風(綿・麻・合成繊維)
泡立ち度(粉石鹸のみ使用)
スノール ★★☆☆☆
そよ風 ★★★☆☆
溶け残り危険度
スノール ★★★☆☆
そよ風 ★★☆☆☆
ニオイ危険度
スノール ★★☆☆☆
そよ風 ★★★☆☆
計量カップ
スノール 無し
そよ風 有り
サービス券
スノール 有り
そよ風 無し
スノールは石鹸の原料100%なので様々な素材にも使え、より汚れ落ちを重視する場合は、後から酸素系漂白剤を足してお洗濯する事も可能です。そよ風は既にアルカリ剤が含まれているので、使用する用途は限られますが、そよ風一本でお洗濯できます。
どちらを使うかは…あなた次第!(笑)
まとめ
今回は、ドラッグストア等でよく見るシャボン玉スノールとそよ風の粉石鹸を比較してみました。スノールは防腐剤等の添加物は一切なく、石鹸の原料100%でできているため、ご家庭でお洗濯の難しい毛や絹等もお洗濯する事が可能です。また、酸素系漂白剤を使用する事で洗浄力がアップするのでおすすめです。そよ風は石鹸が60%、残りは洗浄力を高くさせるアルカリ剤と、石鹸カスを防ぐ金属イオン封鎖剤が既に含まれているので、これ1つでお洗濯が可能です。お値段もリーズナブルなので、始めて使う方には良いかもしれません。今回洗い上がりのニオイが気になりましたが、製造してから時間の経った粉石鹸を購入した可能性があるので、これは新しいそよ風を購入してもう一度試してみたいと思います。
粉石鹸には、柔軟剤変わりのクエン酸を使用する事で、石鹸カス予防にもなり、弱アルカリ性に傾いた衣類を中和し、ふんわりとした仕上がりにしてくれますので、粉石鹸を使う際は一緒に使用することをおすすめします。
石鹸は、環境にもお肌にも優しい洗浄剤です。出来ることから少しずつ、一緒に持続可能な環境を守っていきましょう!
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