こんにちは、石鹸大好き湯子です。
今回は、敏感肌・アトピー肌のお子さんにおすすめの石鹸をご紹介します。
お子さんのお肌は、大人と比べるとデリケートですし、ホコリやダニ等の外部からの刺激を受けやすいです。汗でも痒みの原因にもなりますので、しっかりと汗や汚れを落とし、肌を清潔に保ちたいですね。
アトピーや敏感肌のお子さんは、身体を洗う洗浄剤として、「石鹸」を勧められる事が多いと思います。石鹸とはいえ、ピンからキリまでありますし、どの石鹸を使えば良いのか分からなくなりますよね。
今回は、石鹸歴7年目であり、4人の子供を石鹸で洗う私がおすすめする固形石鹸をご紹介します。これから紹介する石鹸は、どれも1000円以下の石鹸で、市販でも売られているので、是非探して使ってみて下さい。
目次
- なぜ、石鹸がよいのか?
- 石鹸を選ぶ時の3つポイント
- おすすめ固形石鹸3つを厳選
- 最後に
なぜ、石鹸がよいのか?
石鹸で肌を洗うと、以下のメリットがあります。
・肌の残留が少ない
・洗いあがりさっぱり、それでいてしっとり
・コスパが良い
・環境にも良い
詳しく解説していきます。
・肌の残留が少ない
石鹸は肌表面の汚れや皮脂だけを洗い流し、肌に洗浄成分が浸透したり残留することは極めて少ないと思います。その理由は、石鹸は洗い流すと石鹸としての機能である界面活性作用が失われるためです。汚れやばい菌だけをしっかり洗い流し、肌には何も残しません。
・洗いあがりさっぱり、それでいてしっとり
石鹸は洗いあがりの肌はさっぱりとしていますが、肌の水分や脂を取りすぎることはありません。なので、石鹸で洗ってもしっとり潤いのある肌になります。
・コスパが良い
石鹸は液体ボディーソープと比べるとコスパも良く、ストックしておいても場所を取りません。石鹸一つで長く持ちますし、何なら石鹸で髪・顔・体と全て洗うことも可能です。
・環境にも良い
石鹸は洗い流すと界面活性作用が失われ、石鹸カスとなり微生物のエサとなり自然に還ります。肌にも環境にも優しい石鹸は、SDGsにも貢献しています。
市販のボディーソープでも悪くはないと思いますが、我が家のように人数が多いとすぐに無くなってしまいますし、アトピーや敏感肌用のボディーソープだとお値段がそれなりにしますよね。だからと言って、安いボディーソープは洗ってもヌルヌルして肌に残っている感じがして痒くなってしまいがちです。
きちんと汚れだけを洗い流し、そして肌にも環境にも石鹸は、新生児からお年寄りまでどなたでも幅広く使え、コスパも良い洗浄剤になります。
石鹸を選ぶ時の3つポイント
今や石鹸は様々な種類が売られていますね。だだの固形石鹸では洗浄力が強すぎて乾燥したり、添加物が肌を刺激する場合もあります。
石鹸を選ぶ時のポイントは、
・添加物の有無
・石鹸の原料
・石鹸の製法
1つずつ説明していきます。
・添加物の有無
添加物とは、例えば石鹸に色をつける着色料、石鹸に香りをつける香料、泡立ちを良くする増粘剤や発泡剤、石鹸の酸化を防ぐ酸化防止剤、石鹸をより白く見せる顔料など、たくさんの添加物があります。肌に刺激を受けてしまう添加物もあるので、選ぶ際は注意が必要です。
添加物の中には自然由来の物などもあり、たとえ添加物が入っていたとしても極微量なので、そこまで神経質にならなくても良いかもしれませんが、敏感肌やアトピー肌の方は、なるべく添加物が含まれていない石鹸の方がより安心だと思います。
・石鹸の原料
石鹸の原料は油脂です。例えば牛脂やパーム油、ヤシ油(ココナッツ油)、オリーブ油やアボカドオイルなど様々です。その油脂を苛性ソーダと反応させて石鹸が出来ます。石鹸使う油脂によって泡立ちや洗浄力が違うので、さっぱりしたい方は牛脂やヤシ油、しっとりしたい方はオリーブ油やシアバター、椿油などを使用した石鹸が良いです。
と言っても、原料を公表している石鹸の会社はとても少ないです。私は何の油脂を使用しているか知っていた方が安心できるので、なるべく原料の分かる会社(シャボン玉石けん、カウブランド、ミヨシ石鹸、松山油脂など)の石鹸を選んでいます。
・石鹸の製法
石鹸には機械練りと枠練りがあります。市販で購入できるほとんどの石鹸は機械練りと言って、石鹸成分が約98%以上で、残りが油脂に含まれている保湿成分や添加物です。機械で作るので大量生産でき、お値段も1個100円〜200円程と安いです。ほぼ洗浄成分なので泡立ちも良いですが、崩れやすく、他の石鹸との区別がつきにくいです。
枠練り石鹸は、石鹸成分が約60〜70%で、残りの殆どが油脂に含まれている保湿成分です。機械練りとは逆に、長い時間をかけて作られているため大量生産向きではなく、お値段も1個500円〜2000円とお高めです。保湿成分を多く含んでいるため、泡立ちは悪いですが、その分マイルドな洗浄力で優しくお肌を洗ってくれます。ゆっくり固まった枠練り石鹸は崩れにくく、個々の石鹸に特長が出やすいです。
この3つのポイントを抑えておけば、より安心安全な石鹸を選ぶ事ができると思います。
アトピーや敏感肌の方は、市販の機械練り石鹸では少し洗浄力が強すぎると思うので、出来れば洗浄力も保湿力もある枠練り石鹸がおすすめです。
おすすめ固形石鹸3つを厳選
1、シャボン玉石ケン ベビーソープ(機械練り石鹸)
こちらは植物性油脂と、低刺激で保湿性に優れたアボカドオイルを原料にして作られています。シャボン玉石鹸といえば、浴用タイプがありますが、それよりも洗浄力は優しく、洗い上がりもしっとり潤いが残ります。完全無添加で、新生児から使えます。ドラッグストアや大型ディスカウントストア、ベビー用品店等で購入出来ます。
2、畑惣商店 坊っちゃん石鹸(枠練り)
牛脂、ヤシ油で作られた坊っちゃん石鹸は素肌に優しく、洗い上がりはさっぱりしています。こちらも完全無添加で、髪の毛や顔、全身に使えるまさにオールインワン石鹸です。
浴室だけでなく、食器洗いに使ったり、ペットの汚れを落とす事も可能です。個人的には枠練りですが少しさっぱり目だと思います。ドラッグストア(ボディ石鹸コーナーではなく、台所石鹸コーナーにあるかもしれません)やディスカウントストア等で購入出来ます。
アレッポとはシリアにある都市で、1000年も前から作られている伝統の石鹸です。原料は、皮脂にも含まれているオレイン酸が豊富なオリーブオイルと、殺菌効果があるローレルオイルを9対1の割合で作っています。泡立ちは少し悪いですが、その分洗い上がりはしっとりします。頭の先から足の先までこれ1つで洗えるオールインワン石鹸。我が家ではこの石鹸が定着しています。こちらはドラッグストア、ディスカウントストア、ロフト等で購入出来ます。
ご紹介した3つの中で、特におすすめはアレッポの石鹸ですね。結構日本の石鹸ってさっぱりしすぎて洗い上がりは肌が結構乾燥してしまう事があるのですが、アレッポの石鹸はさっぱり感と肌の潤いの残り方が絶妙で、さっぱりしすぎず、潤いも残り、汚れもきちんと落とす、この3つが兼ね備えてある石鹸なので、敏感肌やアトピーのお子さんにぜひ使ってみてほしいです。
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最後に
今回ご紹介した石鹸は、どれも無添加で石鹸成分のみで出来ていますので、敏感肌やアトピー肌のお子さんでも安心して使える石鹸だと思います。石鹸は泡が命なので、しっかりと泡立てて使用する事で、石鹸本来の力をより発揮できると思います。
石鹸で綺麗に汚れを洗い流した後は、保湿が大事です。しっかりと保湿し、丈夫な肌を保つようにすることで自信に繋がります。保湿はワセリンだけでなく、皮膚の内部に浸透するヘパリン類似物質のローションを使用してからワセリンを塗るとより効果的だと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。