こんにちは、湯子です。
今回は、ゼリー石鹸についてお話します。ゼリー石鹸とは、粉石鹸をお湯で溶かし、ゲル状になった石鹸の事を言います。半分溶けている状態の石鹸は、洗浄力が高く、密着性もあるため、頑固な汚れ落としにぴったりです。今回は、ゼリー石鹸の作り方と、使い方について、詳しく書いていきたいと思います!
ゼリー石鹸の作り方
必要なもの
・ゼリー石鹸を入れる容器 500 ml以上入るもの
・粉石鹸(無添加がおすすめ) 50g
・ぬるま湯(40度くらい) 500ml
※初めての方や使い切るのが心配な方は、半量で作ってみても良いかもしれません。今回は、半量で作っていきます。
①容器に粉石鹸50gを入れる。
➁ぬるま湯を入れ、スプーンなどでかき回す。
③固まるまで放置(三時間くらい)
④固まったゼリーをほぐし、完成。乾かないように蓋をして保存。
以上になります!作り方はとても簡単です。
ここでわたくし、湯子流のコツを加えたいと思います。
②のぬるま湯を入れる前に、50ml(500mlで作る場合は100ml)の常温の水を入れてかき回してから、残りの水量でぬるま湯を入れると、ダマが少なく綺麗に石鹸が溶けます。
こんな感じです。
それから、ぬるま湯を入れてからスプーン等でかき混ぜる時は、バシャバシャと泡立てない事に注意して下さい。
ゼリー石鹸は、石鹸の洗浄成分が一番発揮する手前くらいで固まっているので、泡立ててしまうと後は石鹸カスになってしまい、洗浄力も落ちてしまいます。なるべく静かに混ぜましょう。
ゼリー石鹸は洗剤ではなく石鹸なので素手で作業できますが、長時間ゼリー石鹸を扱う方は手袋をして扱った方が良いかもしれません。
粉石鹸にも種類があり、石鹸な働きを助けるアルカリ剤を含む場合があります。それを含む粉石鹸で作ったゼリー石鹸は、より汚れ落ちが良いゼリー石鹸になる可能性がありますが、敏感肌の方は出来たら素手で触らない方が良いかなと思います。
ゼリー石鹸の使い方
ゼリー石鹸の使い方は、【使う部分に塗る→後は放置→ブラシやスポンジ等で汚れを落とす→洗い流す】と、いたってシンプルです。放置時間は汚れの具合によって差はありますが、最低でも30分漬けておくと良いと思います。
そもそも石鹸は弱アルカリ性です。なので、酸性の汚れに使うとより効果を発揮します。
【酸性の汚れの一例】
・油汚れ
・皮脂汚れ
・食べこぼし
逆にアルカリ性の汚れには、あまり期待は出来ないと思います。
【アルカリ性の汚れ一例】
・水垢
・トイレ汚れ
・カルキ
・石鹸カス
酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ汚れには酸性の洗剤を使うことで、中和されて汚れを落とします。
ゼリー石鹸の使用例
・台所まわりの汚れ
ガスコンロやレンジ内のこびりつきにゼリー石鹸を塗って放置すると、汚れが浮いて落ちやすくなります。
・スニーカーや上履きに
汚れた靴にゼリー石鹸を全体的につけ、放置してから洗うと靴がピカピカになります。
・Yシャツの襟汚れに
ゼリー石鹸は皮脂汚れにも強いです。Yシャツの襟や袖に塗って予洗いしてからお洗濯すると、汚れが落ちて黄ばみの原因を防ぎます。黄ばみの原因は汚れが蓄積される事で起きるので、汚れをきちんと落す事が大事です。
・こびりついた食べ物の食器
お皿についてカピカピになった油汚れや、食べこぼしにも使えます。また、食べこぼしが付着してしまった衣類の染み抜きにも使えます。
・茶渋汚れにも
茶渋は酸性なので、ゼリー石鹸をつけて置くことで綺麗に落とせます。漂白剤でも白くなりますが、より安全に落としたい方はこちらがおすすめです。
正直、ゼリー石鹸は市販の漂白剤や強力な合成洗剤よりも効果は低いですが、特別強い薬剤を使っているわけではなく、自然の力で汚れを落とすため、安全性は高く、むしろ子供と一緒に扱うことも可能だと思います。
まとめ
粉石鹸から作るゼリー石鹸は、石鹸の洗浄成分が一番発揮する手前くらいで固まっているので、しつこい油汚れや皮脂汚れに密着し、汚れを浮かせて落としてくれます。石鹸は弱アルカリ性なので、酸性の汚れを落とすのに効果的です。ゼリー石鹸は洗剤ではなく石鹸なので、市販の漂白剤や強力な合成洗剤よりも効果は低いですが、自然の力で汚れを落とすため、安全性の高い洗浄剤になります。
今回使った粉石鹸は、お洗濯にもその効果を発揮します。汚れをきちんと落とすことでニオイの元となる菌も洗い流してくれるので、部屋干し臭や戻り臭がしにくくなります。是非、この機会に粉石鹸での洗濯をご検討下さい!
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