こんにちは、湯子です。
さて、今回は皆さん聞いたことのある「酸素系漂白剤」のレビューです。漂白剤には、塩素系と酸素系がありますが、塩素系漂白剤は強い漂白力があるため、短時間漬けるだけで簡単に衣類が真っ白くなりますが、生地を傷めやすかったりと使用用途が結構限られています。また、あのツーンとしたニオイが苦手な方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
酸素系漂白剤は塩素系よりも漂白力は落ちますが、白い物はもちろん、黒などの色物の生地にも対応できる優れものです。今や「オキシ漬け」は誰もがやったことあると思います。
そんな酸素系漂白剤ですが、各メーカーさんから出ていますので、それぞれに違いがあるのか、今回は調べてみたいと思います!
今回比較するのはこの3種類!
・オキシクリーン
・アラウ
・シャボン玉
どれも有名なメーカーで、市販でも通販でも購入可能です!まず、酸素系漂白剤のおさらいと、それぞれの特徴や、お洗濯に使ってみた感想を書いていきたいと思います。
酸素系漂白剤とは?
酸素系漂白剤とは、酸素の力で汚れを落とす洗浄剤です。じわじわと発泡しながら汚れを落とし、最終的には水と酸素になるため環境にも優しく、まさに今の時代に合った洗浄剤だと思います。また、酸素系漂白剤には粉末(過炭酸ナトリウム)と液体(過酸化水素)があります。どちらも色物に使えますが、粉末はアルカリ性で洗浄力が強く、毛やシルク等のデリケートな生地の洗浄には向いていません。液体は酸性で、粉末より洗浄力は弱いですが、デリケートな生地にも使えます。
商品紹介&それぞれの特徴
オキシクリーン
オキシクリーンには、酸素系漂白剤のみの場合と、洗浄成分が含まれている酸素系漂白剤があります。他にも検索してみると、液体タイプやスプレータイプなど、様々なシリーズがあります。今回は酸素系漂白剤のみの1500gの大容量商品です。酸素系漂白剤といえばコレ!ですね。洗濯というより、キッチンやお風呂場等、家のお掃除として使っている方が多いかと思います。
アラウ
株式会社サラヤから出ているアラウシリーズ。アラウといえば液体石鹸やアラウベビーなどが有名かと思います。こちらの酸素系漂白剤は、天然ハーブの香り(天然香料)がします。開けてないのにもう香りが…(笑)
それ以外は、オキシクリーンと一緒で、酸素系漂白剤のみで、洗浄成分は含まれていません。(合成界面活性剤、合成香料、着色料、保存料 無添加)
こちらは西松屋で購入しましたが、赤ちゃんの衣類に使うイメージが強いですね。
シャボン玉石けん
固形石鹸で有名なシャボン玉石けんから出ている酸素系漂白剤。シャボン玉石けんといえば、無添加にこだわり、環境にも優しい商品づくりをしている会社ですね。こちらもオキシクリーンと同様に酸素系漂白剤のみになっています。
今のところ、
オキシクリーン&シャボン玉
→酸素系漂白剤のみ
アラウ
→酸素系漂白剤+天然香料
…という感じですね。
次に、見た目を比較してみます。
左 オキシクリーン
中 アラウ
右 シャボン玉
写真では分かりにくいかもしれませんが、1番粗い(粒が大きい)のはオキシクリーン、次にアラウ、粒子が1番細かいのはシャボン玉です。
次に、溶けやすさを比べてみました。
コップに同じ量の漂白剤を入れ、同じ量の水を入れました。
オキシクリーンはまだまだ溶け残っています。
アラウも同じくらいですね。
シャボン玉は2つと比べると溶けが早いです。
次に、熱湯を水と同じ量入れ、スプーンでかき混ぜます。約50℃前後のお湯になり、漂白剤が発砲しています。
上から見た感じ。
オキシクリーンはすごい勢いでシュワシュワと音を立てて発砲しています。粒はまだ残った状態です。
アラウも、シュワシュワと発砲していますが、オキシクリーン程強くはないです。粒は残った状態です。
シャボン玉は発砲していませんが、気泡がコップにたくさんついている状態です。溶け残りはほぼありません。
溶ける順番は、
1位 シャボン玉
2位 アラウ
3位 オキシクリーン
シャボン玉が1番溶けやすい事が分かりました。アラウとオキシクリーンはほぼ僅差です。しかし、発砲力・溶ける持続力はオキシクリーンが1位です。
溶けやすさをみると、オキシクリーンとアラウはゆっくりじっくり、シャボン玉はささっと素早く、というイメージなのかなと思います。
実際に使ってみました!
我が家では、普通の洗濯洗剤ではなく、粉石鹸いうのを使っています。粉石鹸とは、簡単に言うと固形石鹸を粉末状にしたものです。粉を溶かす手間がありますが、ニオイ・汚れ落ち抜群でありながら分解性も高く環境に優しい洗浄剤になります。粉石鹸は弱アルカリ性なため、アルカリ性である酸素系漂白剤を入れることで、石鹸の泡立ちを良くし、汚れ落ち・除菌効果をアップすることができます。
また、粉石鹸ではなく液体石鹸でも合わせて使うことができますので、是非、粉石鹸・液体石鹸が気になる方は使ってみて下さい!
それでは、お洗濯に使ってみた感想を書いていきますね。
まず、オキシクリーン。大容量でコスパも良いため、粉石鹸を使い始めてからずっと使っていましたが、若干溶け残って衣服に残る事が良くありました。なので、オキシクリーンを使う場合、洗濯で使うよりもお風呂やキッチン、洗濯槽の掃除など、それこそオキシ漬けで時間をかけてゆっくり溶かして使うと良いと思います。大容量だからこそたくさん使えて便利ですね!
次に、シャボン玉石けん。現在使っている酸素系漂白剤です。溶け残りも少なく、泡立ちも良くなっているので、とても扱いやすい商品だと思います。大容量まではいきませんが、ちょいど良いサイズで、常備しておくのに良いかもしれませんね。
ほのかに香る天然ハーブの香り、とありますが、開ける前から香りが漏れ出していたアラウ。これは洗濯した衣類に香りがつくのではないかと思っていましたが、洗濯後はハーブの香りはしませんでした。3倍くらい多めに入れて使ってみても、香りはしませんでした。溶け残るかと思いきやしっかり溶けて泡立ちも良かったので大丈夫でした。
アラウには、液体石鹸とアラウとアラウベビーがあります。その商品にも同じ香りがするので、それと一緒に使うとより天然ハーブが香るかもしれませんね。
シャボン玉とアラウの酸素系漂白剤は、マルチに使えるとは思いますが、洗濯向きな感じがします。オキシクリーンはお洗濯も出来なくはないけど、どちらかというと洗濯よりも掃除向きではないかな、と思います。
補足
酸素系漂白剤は、酸素の発泡の力で汚れを落とすため、30℃〜50℃のお湯で溶かすと良いとされています。温度が高いお湯だと急激に漂白効果が作用し、十分な効果が発揮出来ない場合があります。しかし、温度が低いと溶け残ってしまう事もあります。水の温度が調節できるご家庭の方はそのまま使えますが我が家にはありません(泣)
我が家では、大きめのバケツに粉石鹸と酸素系漂白剤を入れ、水を入れて撹拌させてからケトル等の熱湯を入れて溶かし、水シャワーで泡立たせてから洗濯機に入れています。熱湯入れて大丈夫?と思う方もいると思いますが、それでも結構溶けますし石鹸の泡立ちも良いです。そもそも、洗濯機の洗い時間が長くても15分と限られているので、溶け残ってしまった時の方が私は面倒なので少々熱めのお湯で溶かしてすぐ洗濯します。
お洗濯で使用する場合、大さじ1〜の使用になっていますが、小さじ1でも結構泡立ちますし、ニオイも気にならないです。少ない量だと減りもゆっくりになって節約にもなりますし、溶け残る率も減りますよね。
でも溶け残りが心配!という方は、柔軟剤投入口にクエン酸を入れる(小さじ1〜2)と中和され、溶け残りに効果的です。また、クエン酸には除菌・消臭効果もあるので酸素系漂白剤とクエン酸のW除菌・消臭でよりお洗濯物が臭わなくなります!
まとめ
今回は大手メーカーの酸素系漂白剤を比較してみました。大容量のオキシクリーンは粒が粗く、洗濯に使うには溶け残りが発生してしまうためちょっと向いていないかもしれませんが、掃除掃除用や長時間漬ける「オキシ漬け」向きだと思います。シャボン玉石けんの酸素系漂白剤は溶けるのも早く、初めて使う方には丁度良い溶け具合とサイズ感だと思います。アラウの酸素系漂白剤は、天然ハーブの香りつきではありますが、使ってみると洗濯後の香りは全く気になりません。同じアラウの液体石鹸で洗うと香りが残る可能性があります。
どの酸素系漂白剤も、粉石鹸に溶かすと泡立ちが抜群に良くなり、洗濯物がしっかりと洗え、ニオイの元となる汚れも落ちて、部屋干し臭や臭い戻りがしなくなります。かれこれ、お洗濯を粉石鹸+酸素系漂白剤に変えてから部屋干し臭・戻り臭・ゾンビ臭(何度も蘇ってくる嫌な臭い)の類の臭いはしなくなりました。
是非皆さんも、お洗濯に酸素系漂白剤をプラスして使ってみて下さい!
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