石鹸のすゝめ

肌にも環境にも優しい商品をレビューしています。(石鹸以外も使っています)アトピー・敏感肌の主人や4人の子供達の肌を見守る、ズボラママ湯子のブログです。※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

【ベビー石鹸の選び方】固形・液体・透明石鹸の特徴+オススメ石鹸4選

こんにちは、石鹸大好き湯子です。


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皆さんは、ベビー石鹸を使った事はありますか。ベビー石鹸はその名の通り、赤ちゃんに使う石鹸の事です。赤ちゃん(新生児)から使える固形石鹸は、お肌の汚れを優しく洗ってくれる洗浄剤です。

しかし、種類が多すぎてどれを使って良いのか迷ってしまいますよね。今回は、普通の石鹸からベビー石鹸をたくさん使ってきた私が思う、ベビー石鹸の選び方や特徴、オススメの石鹸をご紹介します。

 

肌の洗浄に石鹸が良い理由

「今どき、固形石鹸ってどうなのw」と思っている方、私もそうでしたw

今や液体ソープが主流となっていますが、どうやって作られているのか、原料は何か考えた事はありますか? 


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シャンプーやボディーソープと呼ばれているものは、石油を化学合成して作られており、「合成洗剤」と呼ばれています。きちんと洗い流さないと肌に残留し、肌の上に残った合成洗剤は、ずっと洗剤としての機能が働いてしまいます。そうすると肌はどうなるか、想像できますよね。実は、合成洗剤が誕生してからアトピーが増加したとも言われています。

固形石鹸は原料として動植物の油脂を苛性ソーダ水酸化ナトリウム)に反応させて作られています。苛性ソーダ劇物ですが、きちんと油脂と反応させる事で劇物ではなくなります。

石鹸はお肌に残留する事は無く、表面の汚れだけを落としたら洗剤としての機能を失い、水と一緒に流れて微生物のエサとなり自然に還ります。(合成洗剤は水と一緒に流れても洗剤のままなので、むしろ微生物を破壊してしまいます)

 

あなたは生まれたての赤ちゃんを、どちらで洗いたいと思いますか?


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合成洗剤と石鹸の見分け方は簡単です。成分表示を確認し、「石ケン素地」は石鹸の原料なので石鹸です。聞いたことないカタカナばかりの文字が並んでいたら、それは合成洗剤です。たまに「カリ含石ケン素地」もありますが、これは水酸化ナトリウムではなく、水酸化カリウムで反応させた石鹸の事です。水酸化カリウムは液体石鹸に良く使われています。

 

普通の石鹸とベビー石鹸の特徴

普通の固形石鹸もベビー石鹸も、石鹸には変わりないのですが、原料や洗浄力に違いがあります。


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普通のボディ石鹸は、「青箱・赤箱・シャボン玉浴用」などがありますね。スーパーやドラッグストアに良く置いてあると思います。

普通の石鹸は洗浄力が高い「牛脂」や、泡立ちを良くする「ヤシ油」などが使われています。大人が使って丁度良い洗浄力ですが、赤ちゃんや敏感肌の方にとってはちょっと洗浄力が強いかもしれません。(肌のつっぱりを強く感じ、乾燥しすぎてしまう。)

洗浄力があるので、あくまでもボディ用です。

また、動物性の油脂や、防腐剤などの添加物が赤ちゃんの肌の刺激になる場合もあります。


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ベビー石鹸は、植物性油脂を使用した石鹸が多く、低刺激で洗浄力がマイルドです。普通の石鹸は、さっぱり感が強いですが、ベビー石鹸はさっぱり、それでいてしっとり感もあります。体のみならず、顔や髪に使う事も出来ます。

 

普通の石鹸の特徴

・洗浄力が強い

・主に動植物性の油脂を使っている

・添加物が含まれている

・基本ボディ用

 

ベビー石鹸の特徴

・洗浄力がマイルド

・主に植物性の油脂を使っている

無添加(石鹸成分のみ)

・全身に使える

 

普通の石鹸でも赤ちゃんを洗う事は可能です。私も一番上の子は、産院から勧められた牛乳石鹸青箱で洗っていました。ただ、石鹸を知りすぎている現在は、ベビー石鹸を使った方が良いと思っています。(笑)

 

ベビー石鹸の選び方

ベビー石鹸には、3種類の石鹸があります。

白い普通の石鹸と、透明な石鹸、液体石鹸です。


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白い石鹸は機械練り製法で作られている事が多く、石鹸成分(石ケン素地)が98%以上で、ほぼ100%洗浄成分で出来ています。機械で短時間に大量生産できるため、お値段もお手頃です。


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透明な石鹸は、砂糖やアルコールを使って石鹸を透明化しています。透明な石鹸は、枠練り製法で作られていて、石鹸成分が70%~60%と機械練りで作られたベビー石鹸よりも洗浄力はマイルドです。残りの30~40%には、保湿成分や有効成分などが含まれています。機械練りとは違い、一つ一つ手間暇かけて作られているため、お値段はお高めです。

 

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液体石鹸は、石鹸成分が約30%で、残りの70%は水です。固形石鹸よりもだいぶマイルドな洗浄力で、添加物もありません。泡が出るタイプもあるので、産後、忙しいお母さんにとっては強い味方になると思います。

固形石鹸は小さくなるにつれて泡立ちが悪くなりますが、液体石鹸だとそれがありません。お値段は透明石鹸と同じくらい、あるいは高めで、使いすぎるとすぐ無くなってしまいます。

 

白い石鹸の特徴

・石鹸成分が約98%以上

・洗浄力はベビー石鹸の中で高め

・泡立ち抜群

・お値段はお手頃

無添加

 

透明石鹸の特徴

・石鹸成分が約60~70%

・洗浄力はマイルド

・泡立ちは普通

・保湿成分が含まれている

・お値段はお高め

・アルコールなどが含まれている可能性がある

 

液体石鹸の特徴

・石鹸成分30%で残りは水分

・洗浄力はマイルド

・常に泡立ちが良い(一定)

・泡立てなくても良い

・お値段はお高め

・固形石鹸よりも早く無くなる

 

どれを選ぶかは好みだと思います。さっぱりと汚れを洗い流してしまいたいと思う方は白い石鹸、洗浄力も必要だけど、保湿力も大事だと思う方は透明石鹸を、優しく手間をかけずに洗いたいと思う方は液体石鹸を選ぶ事をオススメします。

 

ちなみに私は白い石鹸派です。値段も安く、保湿はお風呂上がりに保湿剤を塗れば良いかなと思っています。

 

私が愛用しているベビー石鹸3選


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シャボン玉ベビーソープ(固形+液体)

固形と液体、共に優秀です。実は液体石鹸にあまり良いイメージが無く、赤ちゃんは固形石鹸が一番だと思っていましたが、つい最近シャボン玉ベビーソープの液体を使ってみると、泡が全然違いました。1プッシュの泡の量も多く、きめ細かく、顔をに使っても全くと言って良いほどつっぱりません。

こちらのベビーソープは、植物油脂と、森のバターとも呼ばれる保湿効果のあるアボカドオイルを石鹸の原料として使っています。洗い上がりさっぱり、それでいてしっとりとした、まさに理想の石鹸です。赤ちゃんのみならず、敏感肌やデリケート肌の方、産前産後のママさんにも是非使ってほしいです。


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大島椿 アトピコスキンケアソープ

 

ツバキオイルで有名な大島椿から出ている透明石鹸です。スクロースというショ糖(砂糖の主成分)により透明化した石鹸です。保湿成分には椿油が配合されていて、洗浄力・保湿力が両方兼ね備えてある石鹸です。ツバキ油は世界三大オイルの1つで、肌にも含まれているオレイン酸を含む量は、オリーブオイルよりも多いと言われています。


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ちなみに我が家はツバキ油で全身ケアしています。肌への馴染みが良く保湿力もあるので、ワセリンとはまた違った使い心地の保湿剤です。

赤ちゃんにはより精製されたアトピコスキンケアオイルがオススメです。

 

ベビー石鹸ではないけどオススメ石鹸


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アレッポの石鹸(ライト)

アレッポ石鹸は、シリアのアレッポという所で作られている伝統的な石鹸です。石鹸の原料は、オリーブオイルとローレルオイル。世界三大オイルでもあるオリーブオイルは保湿作用が高く、肌にも含まれているオレイン酸が豊富です。ローレルオイルには殺菌作用があり、フケや痒みなどを防ぐ効果があります。

アレッポ石鹸ライトは、オリーブオイルが98%ローレルオイル2%の石鹸で、赤ちゃんや敏感肌の方にオススメです。マイルドな洗浄力ゆえに泡立ちはイマイチですが、保湿力は抜群です。市販では良くノーマル(オリーブオイル90%ローレルオイル10%)が売られていますが、そちらでも十分保湿力を感じられます。

ベビー石鹸ではありませんが、低刺激で無添加の石鹸には変わりありません。

 

最後に

ベビー石鹸は普通の石鹸よりも低刺激でマイルドな洗浄力で、赤ちゃんの肌を優しく洗ってくれます。さらにベビー石鹸には3種類の石鹸があり、ベビー石鹸の中でも洗浄力が高いのは白い石鹸で、洗浄力と保湿力の両方兼ね備えてあるのが透明ですが、アルコールなどの添加物が含まれている場合があるので、選ぶ際は注意が必要です。液体石鹸は1プッシュで泡が出てきて、石鹸を泡立たせる必要もなければ、泡立ちが悪くなる事もなくとても便利です。また、赤ちゃんに使う前にご自身で試してみるのも良いかもしれませんね。

 

皆さんはどのタイプの石鹸で洗いたいと思いましたか?。

生まれたての赤ちゃんだからこそ、石鹸で優しく綺麗に洗ってあげたいですね。

 

最後まで見ていただき、ありがとうございます。

 

 

 

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