石鹸のすゝめ

肌にも環境にも優しい商品をレビューしています。(石鹸以外も使っています)アトピー・敏感肌の主人や4人の子供達の肌を見守る、ズボラママ湯子のブログです。※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

粉石鹸が良く溶ける方法は?4つの溶かし方で溶け具合を検証!

こんにちは、湯子です。

 

粉石鹸を使ってお洗濯している方は、私の憶測ではありますがかなり少ないと思います。なぜなら、現在は合成洗剤が主流ですし、液体石鹸ならともかく、粉石鹸は溶かす手間がかかってきます。また、粉石鹸を使っている方は分かると思いますが、一度は経験のある溶け残りの恐怖(笑)

しかし、合成洗剤が合わない方、肌が弱い方やアトピーをお持ちの方にとって、石鹸での洗濯は避けて通れないかと思います。それに粉石鹸は合成洗剤や液体石鹸よりも良く汚れも臭いも落ちるので、一度使うと石鹸の魅力に取り憑かれる方も少なくないはずです。とはいうものの、やはり1番のネックは「粉石鹸の溶かし方」ですね。

今回は4つの方法で粉石鹸を溶かして溶け具合を検証してみたので、粉石鹸を使ってみたい方、粉石鹸の溶かし方が分からない方、効率よく粉石鹸を溶かす方法を知りたい方に是非見てもらいたいです。

 

まず、石鹸の特性を知りましょう!

 

石鹸は、泡が命!

粉石鹸は、固形石鹸を粉末状にしたものであり、性質も固形石鹸と同じ弱アルカリ性です。もしかしたら、粉洗剤(アタ〇ク等)と粉石鹸を同じものと考えている方がいるかもしれませんが、成分も性質も違います。

石鹸には除菌効果があり、コロナやインフルエンザのエンベロープウィルスを不活化してくれるのです。ウイルスだけでなく、石鹸の泡が衣類の繊維の隙間まで入り込み、ニオイの元となる汚れをも取り除いてくれます。ということは、石鹸には泡立ちが必要不可欠であり、命ともいえるのです。

石鹸が溶け残ってしまうと十分な力を発揮することなく、さらに衣類に付着し、黄ばみや臭いの原因になってしまいます。肌に優しい石鹸が、逆に肌に負担をかけてしまうことになってしまうかもしれません。

 

4つの方法で粉石鹸を溶かしてみた!


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それでは、これから粉石鹸を溶かしてみたいと思います。粉石鹸を溶かして入れる容器は、我が家で使い古したシェイカーです。現在は酸素系漂白剤を溶かす容器として大活躍してくれています。(真似しないでね)

また、使う粉石鹸によって溶け具合に違いがあるかと思いますので、そこの違いはご了承下さい。

 

溶かし方は下記のとおりです。

 

  1. 水で溶かす
  2. 熱湯で溶かす
  3. ぬるま湯で溶かす
  4. 水で溶かしてから熱湯で溶かす

 

容器に粉石鹸(5g)を入れ、水やお湯(300ml)を加え、粉石鹸の溶け方を見てみました。

 

1、水で溶かす


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水道水を入れて黒い箸で混ぜましたが、溶け残っています。


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黒い箸に粉石鹸が付着しているのが分かります。溶けてませんね。

試しに、フタをして振ってみました。↓


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泡立っていい感じ!と思ったのですが、まだ下には溶け残りの粉石鹸がいます。再度振っても泡が多くなり、振っている感覚が無くなっていきます。

これではお洗濯の時に衣類に付着してしまう可能性が大きいです。

 

2、熱湯で溶かす


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ケトルで沸かしたお湯を入れてみました。一見綺麗に溶けているのですが、実はこのやり方はあまりおすすめしません。今回は少量だったため綺麗に溶けましたが、石鹸同士が溶けて塊になり、ダマができる可能性があります。

下の画像は、以前粉石鹸を熱湯を注いだ時のものです。

 

これが粉石鹸同士がくっついてできた石鹸です。お洗濯が終わって取り出してみると、大きさは違うかもしれませんが、これが出てくる可能性があります。そもそも、熱湯でやけどしてしまう恐れがあり危険です。

詳しくはこちらの記事で!

 

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3、ぬるま湯で溶かす


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手で触れるくらいの温度でやってみました。

写真では分かりにくいかと思いますが、半分溶けて半分残るという感じですね。もしかしたら洗濯の洗い時間に全部溶けるかもしれませんが、溶け残る可能性もあります。

しかし、このやり方は一般的な粉石鹸の溶かし方であり、多くの方がこの方法で溶かしているかと思います。熱湯を使わないのでやけどの心配もありません。

 

4、水で溶かしてから熱湯で溶かす


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水(100ml)を入れて撹拌し、ケトルのお湯(200ml)を注ぎました。


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この中では1番綺麗に溶けました。

というのもこのやり方は、私が粉石鹸を溶かす時に良く使っていた方法です。最初に水を入れ、水では溶けない事を利用し、石鹸同士をバラバラにします。そこから熱湯を入れる事で、ダマにならずに溶かす事が可能です。3番より石鹸水の温度は高めになってしまいますが、溶かすならこの方法が良く溶けます。

 

この4つの中で、溶け残りが少ない溶かし方は3番と4番になりますね。

 

他の溶け残り・石鹸カス防止策

1、すすぎ回数を増やす

粉石鹸の溶け残りが心配な方は、すすぎの回数を増やすと石鹸が衣類から落ちる可能性が高いですが、水道代がかかります。

2、注水モードですすぐ

注水モードとは、新しい水を注ぎ足してすすぐモードです。こちらも衣類に付着した石鹸には効果的ですが、水道代がかかります。

 

3、クエン酸を入れる

クエン酸は石鹸と反応すると中和されるため、衣類に付着した石鹸に効果的であり、弱アルカリ性に傾いたお洗濯物をふんわりと仕上げる効果もあります。また、クエン酸には除菌・消臭効果もあるため、粉石鹸とはセットで使う方が多いかと思います。ただ、粉石鹸が多く溶け残っていると、クエン酸の力だけでは足りないことがありますので注意です。(経験談)

 

4、粉石鹸専用ネットを使う

小さめのネットに粉石鹸を入れて洗濯物と一緒にお洗濯をする方法です。これにより溶けた石鹸だけが外にいき、溶け残った石鹸はネットの中に残るという仕組みです。私はやった事が無いのですが、洗濯が終わったそのネットの中の石鹸はどうするの?というのが正直な感想です。

 

上記の防止策をどれか1つ、あるいは全てやると石鹸の溶け残りが減るとは思いますが、そもそも石鹸を溶け残らせない事が重要だと思います。

 

それから、ドラム式洗濯機には、粉石鹸は使用しない方が良いです。というのも、メーカーさんによりますが、粉石鹸を使う事を禁止にしている洗濯機もあります。ちなみに我が家は縦型からドラム式に最近変えたのですが、粉石鹸はダメと説明書に書いてました。

今は説明書通りに粉石鹸は使用していませんが、もしかしたら近い将来使用する日が来るかもしれませんね…(笑)

 

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なので今は粉石鹸は使わず、液体石鹸と酸素系漂白剤にしています。それでも汚れは落ちるので、粉石鹸を溶かす手間や溶け残りが心配な方は、液体石鹸がおすすめです。液体石鹸は粉石鹸よりは落ちませんし、値段も高くコスパは粉石鹸と比べるとイマイチですが、溶け残りの心配は無くなります。また、酸素系漂白剤を一緒に使う事で洗浄力がパワーアップします。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。とにかく、粉石鹸を溶かす時に、水ではやらない方が良い事は分かりましたね。私の中では、水からお湯のやり方が1番溶けるやり方だと思います。溶かす手間はかかりますが、キチンと溶かせば他の洗剤に負けないくらいの威力を発揮します。

防止策としてすすぎ回数を増やしたり注水モード、クエン酸等対策はありますが、まずは粉石鹸を溶け残さないことです。また、粉石鹸の入れすぎも溶け残る原因になりますので、粉石鹸の量を確認し、確実に溶かして使いましょう。

 

それでは、溶け残りなしの石鹸生活でストレスフリーになりましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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