こんにちは、湯子です。
誰もが知っている牛乳石鹸。固形石鹸の定番中の定番です。ドラッグストアやスーパーにも置いてあります。今や「赤箱女子」という単語も出てきており、赤箱で洗顔する人も増えてきています。
この石鹸の特徴と言ったら「牛乳」ですね。パッケージにも牛が描かれています。牛乳石鹸と言われているからには、牛乳がそのまま含まれていると思っている方もいらっしゃいますが、実は少し違います。今回はその違いと、いったいどのくらいこの石鹸に牛乳が含まれているのか、詳しくお話していこうと思います。
【早速、成分表示を見てみましょう!】
赤箱:石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na
青箱:石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na
「石ケン素地」は、石鹸の原料=洗浄成分のことです。牛乳石鹸を販売しているカウブランドさんの石鹸は、ヤシ油や牛脂(ステーキを焼くときの脂身)を精製し、苛性ソーダと反応させて作られています。
どちらにも『乳脂(牛乳)』が含まれていますね。乳脂というのは、牛乳から採った脂のこと。つまりバターですね。
ちなみに酸化チタンは白色顔料(石鹸を白くするためのもの)、EDTA‐4Naはキレート剤。
牛乳石鹸に含まれているのは、牛乳ではなく、バターです。牛脂やヤシ油から石けんを作り、その石鹸にミルクバターを含ませることにより、保湿効果が得られる石鹸となります。
【どのくらい乳脂(バター)が石鹸に含まれているのか】
先ほど成分表示を確認した時、重量の横に『化粧石けん、機械練』と書かれていました。石鹸を作る方法は様々あります。詳しくはこちらを参考にして下さい。
赤箱、青箱は共に機械練り製法で作られており、石鹸の原料である石けん素地は約98%です。残りの約2%に乳脂をはじめとした添加物が含まれています。しかも、成分表示は成分が多い順番に書かれています。
もう一度、成分表示を見てみましょう。
乳脂は、「香料」よりも少ない…。
赤箱の特徴でもあるスクワランも、乳脂と同様、2%入ってるか入ってないかの量しか含まれていない事になります。ちょっと残念な気がするのは私だけでしょうか…(笑)
【結論】
牛乳石鹸に含まれている牛乳成分(乳脂)は、石鹸全体の約2%以下(赤箱特有のスクワランも同様)
実は、市販で売られている石鹸のほとんどが機械練り石鹸でできているため、あまり区別がつきにくいのが事実です。もちろん石鹸に使う原材料や油脂の配合比率が違えばそれなりに違ってくるとは思いますが、その違いを見つけるのは難しいです。
ちなみに、同じカウブランドさんから出ている「キューピーベビーせっけん」
低刺激で様々な保湿成分が入っています。赤箱と青箱同様「乳脂」が含まれていますし、赤箱に配合されている「スクワラン」も入っています。同じ機械練り石鹸なら、私はこちらをおすすめします。
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