石鹸のすゝめ

肌にも環境にも優しい商品をレビューしています。(石鹸以外も使っています)アトピー・敏感肌の主人や4人の子供達の肌を見守る、ズボラママ湯子のブログです。

【石鹸と合成洗剤の違い】それぞれの特徴・見分け方

こんにちは、湯子です。


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私たちのお肌を清潔にしてくれる石鹸やボディーソープ。私たちには欠かせない存在ですね。ボディーソープは石鹸を液体にしたもので、成分は一緒だと思っていませんか?

同じ界面活性剤ではありますが、違いがあります。今回は、石鹸と合成洗剤の違いや見分け方の事を説明していきます。

 

ちなみに、今日は上記の写真にあるカウブランドの無添加せっけんと、無添加ボディソープをベースにしてお話していきます。

 

 

石鹸と合成洗剤の歴史

 
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【石鹸】

紀元前3000年頃に石鹸は存在していました。動物を焼いて出た油が、灰(アルカリ)にしたたり落ち、油と灰が反応し、石鹸が出来たのです。良く耳にする「アレッポ石鹸」や「マルセイユ石鹸」などの石鹸は約1000年以上前から作られていたのです。現在の石鹸は、主に天然油脂と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を反応させて作られています。


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合成洗剤

1914年、第一次世界大戦が始まり、石鹸の原料でもある油脂が不足し、油脂に頼らない洗浄剤を開発したのが『合成洗剤』です。世界大戦が終わると再び石鹸が作られるようになったのですが、戦時中に使われていた石油が安価に使えるようになり、石油化学が発展していき、合成洗剤が普及していったのです。

アトピーの患者が増えたのも、合成洗剤が誕生してからだと言われています。

 

それぞれの成分

【石鹸】
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固形石鹸の成分には、石鹸素地と書かれています。これは石鹸の原料であり、洗浄成分です。原料のみの無添加の石鹸だということが分かりますね。


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ちなみに、こちらは液体石鹸です。


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下の方に成分がありますが、水・カリ石ケン素地のみで出来ています。(カリとは、水酸化カリウムの事です)

 

合成洗剤
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無添加のボディーソープ(合成洗剤)の成分には、『水/ミリスチン酸K/DPG/パルミチン酸K/塩化K/コカミドMEA/ジステアリン酸グリコール/ココイルグルタミン酸K/PEG-9M』とか書かれています。 何が何だかさっぱりで、一つ一つ調べるのも一苦労です(笑)

 

ちなみに、固形石鹸は新生児から使用できますが、ボディソープは生後2~3ヶ月からの使用をすすめています。

 

 

石鹸と合成洗剤の特徴

 

【石鹸の場合】

 

・すべての石鹸は「弱アルカリ性

油脂と水酸化ナトリウム(アルカリ剤)で作られているため、石鹸の性質は弱アルカリ性です。弱酸性の石鹸は存在しません。

 

・お肌に優しい

動植物の油脂から作られた石鹸は、私たちのお肌に使っても安心安全。しっかりと皮脂汚れを落としてくれます。また、石鹸は水で洗い流すと石鹸としての機能(界面活性作用)が失われます。お肌の汚れを落とした後は、お肌に石鹸が残ることはありません。

 

・環境に優しい

 排水溝に流れる石鹸は、やがて微生物のエサとなり、自然に還っていきます。

 

毎日洗っている私たちのお肌は「弱酸性」です。

では、素肌とは逆の弱アルカリ性の石鹸はお肌に悪いのでしょうか?

いいえ、そんな事はありません!

それぞれ酸性はアルカリ性を、アルカリ性は酸性を中和する特性があります。

(中和…それぞれの性質を打ち消しあう。中和が起こると塩と水が生じる。)

弱酸性のお肌を弱アルカリ性の石鹸で洗う事により中和され、古い角質や皮脂汚れなどをしっかりと落としてくれます。

 

合成洗剤の場合】

 

合成洗剤の性質は様々

用途に合わせて性質(アルカリ性・中性・酸性)が違うので、使い分ける事によりそれぞれの力を発揮することが出来ます。

 

石鹸は弱アルカリ性なので、同じ性質の汚れには効果が出にくいです。例えば、水回りの掃除にはクエン酸(酸性)の方が有効だったりします。

 

・お肌に優しい…?

お肌と同じ弱酸性だからきっと優しいと思いがちですが、そもそも合成洗剤界面活性作用を失うのにかなりの時間がかかります。しっかりと洗い流さないとお肌に洗剤が残る可能性があり、肌荒れの原因になってしまいます。

 

・環境に優しい…?

上記でも説明しましたが、合成洗剤は洗剤機能を失うのに時間がかかります。排水溝に流れた洗剤は、微生物を破壊してしまいます。自然に還るまでたくさんの水や時間がかかってしまいます。(昔、川が泡立っていたのは合成洗剤のせいです)

 

最近、「植物由来」「ボタニカル処方」などといった合成洗剤がありますが、全てがそうではなく香料のみに使用したり、無添加と書かれていても防腐剤のみ無添加で他の添加物は使用していたりする事があります。結局お肌に優しいかと言われるとそうではない気がします。

 

石鹸と合成洗剤の見分け方

 

お肌に使う浴用石鹸は、成分表示に「石けん素地」や「カリ石ケン素地」と書かれている事が多いです。ちなみに台所用、洗濯用は「純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)」

これらに共通点して言えることは、「石けん」と表記されている事です。また、石鹸には「〇〇油、○○核油、水酸化ナトリウム」と詳しく書いた表記もあります。

 

合成洗剤はカタカナがいっぱい書かれています。逆に、「石鹸」という表記はしません。石鹸と書かれていて、成分がカタカナだらけでしたら、石鹸と合成洗剤を混ぜた複合洗剤の場合があります。

 

購入の際は、成分表示に気をつけて見て下さい。

 

まとめ

石鹸は動植物の油脂を原料としていますが、合成洗剤は石油を化学合成し、自然界に存在しない成分で出来ています。合成洗剤が誕生したことにより、より良い生活が出来ているのも事実ですが、それにより肌トラブルに悩んでいる方もいます。この機会に、ぜひ今お使いのボディソープを見直して貰いたいです。

 

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