こんにちは、石鹸大好き湯子です。皆さんは、固形石鹸でシャンプーしたことありますか？実は固形石鹸でもシャンプーする事ができるのですが、石鹸でシャンプーをした人の中には、二度と石鹸シャンプーをしないと心に決めた方もいるでしょう。しかし、それはもしかしたら石鹸の方に問題があったのかもしれません。
今回は、石鹸シャンプーできる石鹸と出来ない石鹸の区別や、洗髪にオススメの固形石鹸をご紹介したいと思います。
固形石鹸は髪がきしむ
石鹸は弱アルカリ性で私たちのお肌や髪は弱酸性。石鹸と皮脂汚れが中和されることによりお肌は綺麗さっぱりするのですが、髪の毛はそうはいきません。
弱アルカリ性の石鹸で髪の毛を洗うと、髪の毛のキューティクルが開き、髪がきしみます。また、しっかりと洗い流さないと髪の毛に石鹸カスが付着し、痒みやフケの原因にも繋がってしまいます。
洗髪に向いていない石鹸とは？
市販で売られている石鹸のほとんどは機械練り石鹸と言い、石鹸成分（洗浄成分）が約98％で、髪の毛を洗うには強すぎる洗浄力です。とても泡立って髪の毛や頭皮をしっかりと洗っている感じはするのですが、水で流すとかなり髪がきしみます。
機械練りで作られた石鹸は、ドロドロの石鹸を素早く乾燥・冷却させ、機械で練りこみ、型にギュッとプレスされて作られています。短時間で大量生産できるため、比較的お値段もお安くなっています。
機械練りの石鹸一例
・シャボン玉石鹸 浴用
・ミヨシ石鹸 白い石けん などなど…。
上記の石鹸でもシャンプー出来なくはないのですが、もともとボディー用に作られているものなので結構さっぱりめの石鹸が多く、髪の毛に使うとよりきしみを感じやすくなっています。
洗髪に向いている石鹸とは？
機械練り石鹸の他に、枠練り石鹸があります。枠練り石鹸とは、出来上がったドロドロの石鹸を枠に流し込み、そのまま長期間乾燥させ、裁断して作られるものです。石鹸成分が約98％でないと固まらない機械練り石鹸に対し、枠練り石鹸は約60％～70％でも固まります。残りの成分には保湿成分や美容成分が豊富に含まれていますが、作るのに時間と手間がかかるため、お値段は少々お高めです。
枠練り石鹸一例
・坊っちゃん石鹸
・アレッポ石鹸
・マルセイユ石鹸 などなど…。
基本的に、枠練り石鹸は「髪にも使用できます」と書かれてる事が多いです。枠練り石鹸でも、髪の毛がきしむ事には変わりませんが、ドライヤーで乾かしてみると髪の潤いや指通りに違いがあります。
洗髪向きオススメ石鹸５選
洗髪向きとは言いますが、もちろん顔や体にも使えます。また、今回ご紹介する石鹸は無添加石鹸なので、赤ちゃんからお年寄りまでどなた様でも使えます。
【2023年10月更新】
さっぱりするほど泡立ちが良いですが、髪の毛のきしみも強く感じる傾向に。
逆にしっとりするほど泡立ちは悪いですが髪の毛のきしみは弱く感じます。
坊っちゃん石鹸（超さっぱり目）
日本で有名な枠練り石鹸といえばこちらの坊っちゃん石鹸です。こちらは泡立ちも良く結構さっぱり目の石鹸ですので、例えば夏の汗をかく時期にシャンプーとして使うとさっぱりして気持ちが良いです。
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アレッポの石鹸ノーマル（しっとり目）
これは石鹸シャンプーの定番だと私は思っています。アレッポ石鹸は、シリアのアレッポで作られている伝統的な石鹸です。原材料は保湿性の高いオリーブオイルと殺菌作用のあるローレルオイルのみ。人の肌にも含まれるオレイン酸が豊富なオリーブオイルの石鹸は肌への馴染みが良く、髪の毛にも、顔や体に使っても潤いが残り、洗い上がりはしっとりとしています。ちなみにオイルの比率はオリーブオイル９割、ローレルオイル１割なので、泡立ちはそこまで良くないですが、マイルドな洗浄力で髪には丁度よいです。
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アレッポの石鹸エキストラ４０（さっぱり目）
こちらも同じくアレッポの石鹸なのですが、石鹸の原料であるオイルの比率が違います。こちらはオリーブオイル６割、ローレルオイル４割と、ノーマルより泡立ちが良くさっぱり目の石鹸になります。殺菌作用のあるローレルオイルが多く含まれているので、フケや頭皮の臭いが気になる方におすすめです。
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クロスロードトレーディング リトルカサブ石鹸（しっとり目）
カサブ石鹸もアレッポ石鹸同様、シリアのカサブで作られています。こちらは、オリーブオイルとローレルオイルを反応熱だけで作られた石鹸です。(コールドプロセス製法)
石鹸は釜で油脂を焚いて作られますが、こちらは加熱せずに作られています。熱に弱い美容成分なども、壊されずそのまま残っているまさに美容石鹸で、髪にも体にも優しい洗浄力で洗ってくれます。
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ナイアード アルガン石鹸（超しっとり目）
こちらはモロッコで育ったアルガンオイルとオリーブオイルを使った石鹸で、カサブ石鹸と同じ、コールドプロセス製法の石鹸です。アルガンオイルには肌荒れに良いと言われているビタミンEが豊富で保湿効果もあり、髪の毛を優しく洗ってくれます。
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髪のきしみがきになる場合
石鹸で弱アルカリ性に傾いた髪を、弱酸性に戻すのがクエン酸リンスです。クエン酸を水に溶かし、髪につけて洗い流す方法です。私も実践していましたが、付けても付けなくても髪はきしみますし、市販のリンスやトリートメントをつけたような指通りなめらかな髪には戻りません。また、入浴の度にクエン酸リンスを作るのも面倒くさいです。←
なので私は、クエン酸リンスを止め、お風呂上がりにヘアオイルを髪に塗ることにしましています。開いたキューティクルにヘアオイル成分が髪に染み込むのでは？という謎の考えです←(間違っていたらごめんなさい)
これが良い方法なのかは分かりませんが、ヘアオイルを塗ることにより、塗らない時よりも静電気や髪の広がりは抑えられています。
個人的には、石鹸シャンプーした後にクエン酸リンスするより、お風呂上がりにヘアオイルで整えた方が、楽だと思います。
まとめ
固形石鹸でもシャンプーは可能ですが、洗浄力が高い機械練り石鹸よりも、保湿効果の高い枠練り石鹸で洗髪することをおすすめします。基本的には、「髪にも使える」と表記されている石鹸であれば使用できます。
石鹸でシャンプーすると、髪がきしみ不安になる方が多いかと思いますが、髪を乾かすと髪本来のハリやコシになり、頭皮がスッキリとしてフケや痒みが気にならなくなります。みなさんも是非、髪に合う石鹸を使って洗髪してみて下さい。
